犯罪者や非行少年には自己中が多い
「犯罪者や非行少年には自己中が多い」というのが私の経験です。そこで、「自己中の正反対・素直な頭を広めれば、犯罪や非行は無くなるのではないか」という仮説を立てました。
意外に多いんですよ、自己中、厄介なのは、自分がそうであることに気づいていない事。もちろん、自分も含めてです。自分が自己中である事に気づいている人は、まだまだ全然タチが良い。タチが悪いのは、自分が自己中に気づいていない場合です。
酔っ払った人を思い出してみればわかりやすいと思います。「酔っ払っちゃったぁ」と自分が酔っていることをわかっている状態と、「酔ってなんかねぇよ」と自分が酔っていることをわかっていない状態、どっちがタチが悪いかと言ったら後者ですよね。
おそらく、自己中は気づいた時点で改善の方向に向かうんだと思います。自分の自己中に気づいたら、恥ずかしくて自己中ではいられなくなるはずです。ソクラテスの「無知の知」なんて言葉もあるように、自覚しているかどうかが、一番の問題なのです。
自己中な人と自己中でない人、白と黒にはっきりと分けられるものではありません。同じ人でも、自己中な分野と自己中でない分野があり、自己中な時と自己中でない時があります。モチベーションによっても違うでしょうし、「誰が相手か」「誰と話しているか」によっても違うだろうと思います。
自己中を自覚するには、一方で引いた視点が必要です。俯瞰の目です。状況を全体的に把握できる事。自分だけでなく、自分以外の価値観も存在する事を理解する事です。基本的に「自分は間違っているかもしれない」というスタンスが必要です。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぎための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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