革命のファンファーレ 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー

2017.11.07 (火)

「えんとつ町のプペル」の制作を軸に話が進められています。えんとつ町のプペルを制作する際にどの様にマネタイズと広告を仕掛けたか、えんとつ町んプペルはどうしてこんなにも売れたのか、という制作した側の内容となります。

 

 

共感した部分を2つ紹介します。「意思を表明できる環境を作る」「踏み出す勇気はいらない。必要なのは情報だ」です。

 

 

「意思を表明できる環境を作る」

 

 

お金とは信用であり、信用ある人のところにお金が集まります。信用を得る方法の1つに、嘘をつかないことがあります。だけど、世の中の多くの人が嘘をついて生活しています。子どもの話ではなく、ここでの話題は大人の嘘です。

 

 

自分に正直でない発言、自分の本心と違う行動、本当は嫌だけど仕方なくしている事。人が自分に正直になれるかどうかは、その人の環境に左右される、と著者は説きます。

 

 

多くの大人は、「大人の事情」と言って多くの嘘を言って社会を渡っています。嘘をつかざるを得ない状況にいる人、自分の意思をなかなか表明できない立場にある人、組織の意向に合わせて行動している人。皆んな、自分に正直に生きるならそれに越したことはない事がわかっています。

 

 

ですけど、それぞれ自分の意思通りに行動できるという決定権を持つことが、信用持ちになる方法だとしいうのが、著者の主張です。自分を偽らなければならない状況を脱し、自分に正直に生きることができる環境を作るのです。

 

 

踏み出す勇気はいらない。必要なのは情報だ」

 

 

「行動が必要」とか「決断が必要」とよく言われます。現状を打破し物事を前進させるには、行動しなければならないし、決断しなければならないのです。

 

 

ですが多くの人が二の足を踏んでいます。行動や決断が必要とわかっていながら、なかなか踏み切れません。行動や決断に必要なのは勇気でしょうか。自分を奮い立たせて「エイヤ!」で行動や決断することが正しいのでしょうか。

 

 

「ポジティブシンキングではなくロジカルシンキング」が一歩踏み出すために必要、と著者は説きます。

 

 

行ったことがない土地でも、一回行ってしまうと億劫さがなくなります。面倒臭そうなパソコンでの作業も、一回やってしまうと次回からはメンタル的にも楽になります。知らない人の集まりでも、一回行って雰囲気を知ってしまえば行きやすくなります。

 

 

一歩踏み出せないのは、勇気がないのではなく情報がないからなのです。

 

 

情報を集めるには、行動することです。努力して行動することで情報が集まり、一歩踏み越えるハードルが低くなるのです。

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