子どもの非行をなくすための考え方

2018.10.14 (日)

世の中には、二つの極があります。ハッキリしているものと、モヤモヤしているもの。ハッキリしているものは具体的と言われ、モヤモヤしているものは抽象的と言われます。世の中の何物にも、この具体と抽象の両極端が存在します。

 

 

で、この具体と抽象っていうのは、表面的なものと本質的なものとも言い変える事ができます。私は昔スキーをしていたんですけど、スキー上達法の鉄則として、「見た目にとらわれてはいけない」というのがあります。

 

 

全日本レベルの、スキーが極端に上手い人の滑りっていうのは、とても華麗です。どっしりとしていて、重さとか圧力というものも感じる。迫力もある。それでいてダイナミック。

 

 

だけど、見た目のこの動きを真似しようとすると、絶対にうまくいかない。見た目を真似して滑ろうとすると、極端に不自然な滑りになるんです。

 

 

全日本レベルのスキーヤーの滑りっていうのは、雪面や速度や斜度など、その時々の状況に応じたゆえの滑り。華麗な滑りの根本にあるのは、「状況に合わせている」とか「重心が板に乗っている」というとても地味でシンプルなものなんです。

 

 

私は昔、警察官をしていました。「5分前集合は当たり前だろ」とか「柔道の稽古に出席しろ」とか「検挙件数は目標達成したか」とか、警察の職場でもいろいろな言葉が飛び交っていましたけど、警察の本質って言ったら、そんな事ではないんです。

 

 

警察官としての人生って何なのか。警察官として相応しい生き方って何なのか。警察官だったらどう生きればいいのか。など、警察官の本質に関わる問いっていうのは、非常に難しいです。具体的な表現で言えるものではありません。

 

 

本質っていうのは、モヤモヤしたものなんです。私たちはよく、物事の表面に目を向けがちです。なぜなら表面的なものっていうのはハッキリとしていて分かりやすいから。深く考えなくても勝手に向こうから飛び込んでくる。忙しくて考える暇がないと、ついつい表面的で具体的なものを、そのものの全てだと思いがちです。

 

 

ですが物事の本質っていうのは、分かりやすいものではないんです。むしろ逆で、分かりにくいものです。だから、視線を抽象に向けなくてはいけない。裏を見ようとする事です。飛び込んできた具体的なものの向こう側にある抽象を意識する事が、本質を見抜くんです。

 

 

人と話し

ていると、よく自分が正しいと思ってしまいます。「なんでこの人は常識がないんだろう」「なんで最近の若者には社会人としての当たり前が通じないんだろう」なんてよく思います。だけど、分かりやすい主観から離れて、一歩引いて見ましょう。分かりにくい相手の頭の中にも想像を広げましょう。客観的な視線を意識するんです。

 

 

そうすれば、争い事はなくなるんではないでしょうか。人と人がぶつかる事なんて、なくなるんではないでしょうか。

 


 

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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

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