子どもの非行を防ぐための世の中の見方

2018.10.13 (土)

資格って持っていますか?英検2級とか、書道3段とかです。TOEIC500点とかの、点数何点でもいいです。あなたの持っている能力を、ハッキリとしたもので表すものです。あなたがどのくらいの力を持っているのか、対外的に示すことができるものです。

 

 

親としては自分のみならず、子どもに資格を求めますよね。安心感が欲しいのかもしれません。早く自分の子どもにも、ハッキリとした目に見えものを取得して欲しいと思いますよね。

 

 

私の子どもも、スイミングをしているんです。スイミングも細かくクラスが分けられていますよね。私の子どもが通っているスクールは、スイミングキャップの色と数字でクラス分けしています。どんどんクラスが変わって行くので、人によってはやる気が出るのでしょう。

 

 

白色帽子の3級は平泳ぎを習うとか、青色帽子の1級はバラフライを習うとか。うちのは今度バタフライを習うようです。どっちかっていうと、順調にクラスを進めてきている方なんだと思います。

 

 

でもうちの息子、スイミングスクールが好きじゃないんです。どっちかっていうと嫌いな方。なんか、「コーチから教えられる」っていう雰囲気が嫌なようです。おかげで泳ぐことにもモチベーションを発揮しません。

 

 

うちの息子は水遊びが好きなんです。スイミングで泳ぎかたを取得するよりも、バシャバシャと騒いだり浮いたりするのが好きらしいです。

 

 

何が言いたいかっていうと、スイミングスクールで分けられているクラスは、スイミングの本質とは関係ないってことです。いくら早く進級しようと、スイミングの本質である泳ぐことに楽しさを見出すとか、早く遠くに泳ぐとか、心身をスイミングで鍛えるとか、そんなスイミングっていう習い事の根っこの部分は、その人間が身につけているかどうかは分からないんです。

 

 

そもそも、そういう楽しさを見出せているか、なんてのは内面の問題なんで、なかなか数字で評価することが難しいんです。スイミングスクールの帽子の色や数字で表している評価っていうのは、表面的なものでしかありません。

 

 

世の中には全てのものに、ハッキリしたものとモヤモヤしたものの二つがあります。テストの点数がいいっていうハッキリしたものに対して、学力っていうモヤモヤしたもの。野球の打率っていうハッキリしたものに対して、野球のうまさっていうモヤモヤしたもの。財力っていうハッキリしたものに対して、人生における成功っていうモヤモヤしたもの。

 

 

大抵の場合、ハッキリしたものっていうのは表面的なものです。私たち人間には、分かりやすくて理解しやすいものを求める性質があるので、私たちはハッキリしたものを求めがちです。それに対して、モヤモヤしたものっていうのは本質的なんです。なんでかというと、本質的なものっていうのはハッキリとした基準を示すのが難しいんです。モヤモヤしていて実態がなく、概念でしかない。決して生活に直結しているものではないんです。

 

 

そう考えると、ハッキリしたものを追い求めがちな私たちの生活にブレーキをかけることができるんじゃないでしょうか。スイミングの進級が遅くたって、その事とスイミングの本質は関係ありません。勉強ができなくても、その事と頭の良し悪しは関係ありません。出席が足りないからと言って、やる気がないかどうかなんて分かりません。

 

 

物事の本質、大事なもの、根っこの部分っていうのは大抵、モヤモヤとして分かりづらいものなんです。ハッキリとした数字や言葉で簡単に言い表せられるものではないんです。

 


 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

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