思考の面白さを与える〜考える練習帳

2018.04.20 (金)

 

考えることの面白さを与えてくれる本です。時々このような自分を発見できる文章を持った本に出会うことができるから、読書は止めることができません。社会に大量に出回っている本の中には、深いものを与えてくれるものが確かに存在しており、この本もその中の一つです。

 

 

なぜ考えることが必要なのか。考えるとはどのようなものか。どうすれば考えることができるのか。そんなことについて書かれています。本書は多くの主張が対比で説明されており、それがわかりやすく、面白く、深さを感じます。「無知の知vs無知の無知」「具体vs抽象」「知識vs思考」、どれも切り口は違いますが、言っていることは同じです。

 

 

 

本当に多くの気づきを与えてくれる本です。考えるとは線で繋がること。普段読書をしていて、この本を読んで、お互いに離れていたものどうしが繋がってきました。繋ぐ線が見えてきました。読書をしていると、この繋がりが見えてきます。「読書をしていても行動しなければ意味がない」とは確かにその通りだと思います。

 

 

でももう少し待ってほしいです。読書の先に、私が見たいと思っているものがあるはずです。おそらく人それぞれ違うのでしょう。私の場合は、読書が思考への扉になります。本書のような本と出会えるから、やはり読書は有益なのです。

 

 

具体と抽象の往復、二項対立、著者の言っていることはブレません。同じことの繰り返しです。でも切り口がいろいろだから、読んでいて飽きません。できればこういう本を読んで考えをまとめながら1日を過ごしてみたいのですが、なかなか時間がありません。本書を読んでいて物足りないのは時間ですか。

 

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