結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー
著者はコーチングを生業にしている様です。ですのでこの本は、コーチング技術を用いた、「行動を促すための本」ということになります。
1 チャンスについて
本書では冒頭に、この様な言葉を紹介しています。
「チャンスに出会わない人間は1人もいない。それをチャンスにできなかっただけである。」
世の中で偉業を成し遂げた人はたくさんいます。ですが、偉業を成し遂げられた人と、成し遂げられなかった人。何が違うのかといえば、違いは微々たるものなのだと思います。
根本的に、偉業を成し遂げられる人が、成し遂げられない人と違うことはないのでしょう。同じ様な人生を歩んでいます。その中で、ちょっとしたチャンスをものにできるかどうか。そのための準備を怠らずにしていられるか。
チャンス一つをものにするかどうかはちょっとした差なのかもしれませんが、日々の生活の中で、それが積み重なるのでしょう。イチローが言う「細かいことの積み重ね」なのです。
本書で紹介されているのは、以下の様なものです。
2 本の紹介
・すぐに行動できない人の10の習慣
・10秒で行動する人の思考法
・行動する人になる10秒マインドチェンジ
・結果に繋がる!周りを巻き込む10秒チェンジ
・10秒でゴールに近づく思考と行動のコツ
著者は、行動に移せる様になるための方法は、「気分」と「視座」を変えることだと説いています。行動力はモチベーションではなく気分しだいであり、視座と変えると周りの人がどう動いて欲しいのかわかるのです。
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