財布からお金をとった子どもを、警察官から叱ってもらった話
小学生の金品持ち出しを防ぐ方法は、色々と考えられます。
試してみる方法として、警察を使うというのがあります。
これは、警察官である友人から聞いた話です。
友人が交番の前に立っていると、通行人の男性が交番の前を通り過ぎた後、引き帰して友人に話しかけてきました。
「実は子どもが私の財布からお金を取るんですよ。」
友人は悩んでいそうな男性を交番の中にとおし、詳しく話を聞きました。
それは、
「小学校低学年の男の子がおり、以前、男性の財布からお金を取り、叱ったことがある。しかし最近、またお金を取っていることがわかった。反省していないのか、どうしたらよいかわからない。」
というものでした。
20代だった友人は、一緒に勤務している50代の先輩に相談したところ、その先輩は男性に
「でしたら、その男の子を交番に連れて来なさい。制服のお巡りさんが叱れば、また違うでしょうから。」
と言ったそうです。
3日後に男性は男の子と来ました。
その先輩は男性を交番の出入口に残し、男の子と二人だけで、個室で話をしたそうです。
話の中身は
「名前はなんて言うんだ?」
「どうしてココに来たかわかるか?」
「悪いことをしたらどうなるかわかるか?」
「なんでそんなことをしたんだ?」
「もう悪い事はしないな?」
という、親が子どもを叱るような内容です。
しかし、その子どもは両目から落ちる涙をこすりながら「もうしません。」と声をしぼり出して反省したそうです。
いつも生活している家で、親近感のある親から叱られるよりも、見慣れない交番で、ビシッとした紺色の制服を着た、強面のお巡りさんに叱られる方が、よりびっくりするのです。
その先輩はには子どももおり、子どもの扱いに慣れていたこともあったそうです。
金品持ち出しを防ぐ、一つの方法として参考になればと思います。
ちなみに警察官には、子どもの扱いに慣れていない人もいるので、叱ってもらう際は注意が必要です。
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