子どもが非行の兆しを見せた際に親が気をつける事とは
親としては子どもの言動についつい振り回されてしまいますよね。子どもが家のお金を取っていたり、クラスメートをいじめている様な様子があったり、言葉遣いが粗悪になったり、はたまた万引きして警察から通報があったり。
そんなことになったら、「この子どもはこの先、非行に走るのでは?」と子どもの行く先を心配してしまいます。
もし子どもに非行の兆しが見られるようだったら、子どもにどんな方法で何を働きかけるべきでしょうか?法律的な対処?医学的な対処?いえいえ、それよりももっと優先順位の高いものがあります。もっとシンプルなもので、誰でも簡単に取り組めるもの。思考法を意識することです。
非行や犯罪というと、ついつい法律的な対処や医学的な対処が頭に浮かびがちです。ですが、もっと分かりやすくて本質的、効果的なのが思考法からのアプローチです。
思考が変われば人生が変わります。思考→行動→習慣→人生の順に、徐々に大きな影響を持つようになるのです。ぜひ思考を意識して見てください。
非行対策としてお勧めする思考法は、抽象化思考です。抽象化思考は、「思いやりを持つこと」「想像できるようになること」に繋がります。多くの非行少年や犯罪者と接してきましたが、それらの多くは自己中です。自分勝手なので、相手の気持ちが想像できなかったり、自分以外の価値観の存在をわからなかったり、自分以外の視点を持てないでいるのです。
ですので、「自己中の正反対を意識すれば非行はなくなるのではないか」というのが私の仮説です。自己中の正反対、これを「素直」とし、素直な頭になるための鍵が抽象化思考なのです。
ただし、私は子どもに「抽象化思考を意識せよ」というつもりはありません。子どもと接する機会のある大人に抽象化思考を意識して欲しいのです。無理に子どもに働きかけても、子どもは受け入れてくれないでしょう。素直な頭は、内面から自主的に育まれるものです。他者から与えられるものではありません。
子どもは大人をモデリングして成長します。巷には子育て本があふれ、子育てメソッドと呼ばれるものが数多く存在します。多くの人が色々な方法を語っていますが、「子どもは大人を見て育つ」というのが、共通して説かれている方法であり、ほとんどの人が共感する事でしょう。
子どもと接する機会のある大人が抽象化思考を意識し、素直な頭になること。それが子どもの非行を防止するのであり、非行の兆しを見せた子どもが将来、非行に走るのを防ぐのです。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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