非行を防ぎ、素直な子どもへ

子どもが万引きをしてお店から被害届を出された場合、親としては複雑です。

「罪を償ってほしい、反省してほしい、悪い事をすれば捕まるといういい社会勉強になる、お店の人にも申し訳ない。だけど人生において余計なペナルティーは課されたくない。」という感じでしょうか。

被害届を取り下げてもらうにしろ、取り下げられずにそのまま事件処理されるにしろ、覚えておいて欲しいことは、「警察官も同じ人間」だという事です。

よく警察官に強く当たる人がいます。

「公務員がそんな態度でいいのか」

「うちの子どもだけが悪いのか」

「なんで警察に呼ばれなきゃならないんだ」

ですが、いくら公務員と言えども人間です。感情があります。強く当たられればムッとしますし、柔らかく当たられれば柔らかくなります。万事に対して公平中立というのは建前です。

万事に対して公平中立であることは彼らもできるわけがありません。物事を有利に進めたいのであれば、対人関係は柔らかく当たりましょう。「子どものため、被害届を取り下げてもらう。」「取り下げないまでも、うまく処理してもらう。」などの要望があるなら、警察官にも柔らかく当たった方が事が進みます。

餅は餅屋。犯罪やトラブル事において、やはり警察に頼らざるを得ない部分はどうしてもあります。彼らには地域やそのお店に対するパイプもあります。

「うまく情報を引き出す。」「うまく処理してもらう。」「要望を聞いてもらう。」物事を有利に進めたいのであれば、対人関係はは柔らかくしましょう。それは相手が公務員であろうと官僚であろうとサラリーマンであろうと、変わることはありません。