子どもが言う事を聞かない!と悩む時は

2018.04.30 (月)

子どもって、なかなか言う事を聞いてくれませんよね。「勉強した方がいいよ」と言っても、ずっとユーチューブを見ていたり。本屋に連れて行っても、選ぶのはマンガだったり。

 

 

何かしらためになる事をやっても、必ずあさってな事をしようとします。こちらの意図した通りの事はやってくれず、必ず一段か二段、斜めにずれた事をしてくれます。親としては一通り人生を経験している分、やった方がいい事とやらない方がいい事は認識しており、それを子どもにフィードバックしてやりたいのですが、そんな事は御構い無しです。

 

 

で、その後は大きな声を出したり、罰を与えたり。親としては、育児本を読むと悪い事だと言われている様な子育てをしてしまいがちです。

 

 

子どもが言うことを聞いてくれないと悩む時は、上位目的を意識してはどうでしょうか。悩みが薄れます。例えば勉強する様に言っても、子どもはしません。

 

親:勉強する様に指示 →  子ども:遊ぶ

 

となっております。これが具体レベルで見た状況です。ですがそもそも勉強をする様に指示をするのは、子どもに幸せな人生を送ってもらいたいからです。「勉強する様に指示」の上位目的として、「子どもに幸せになってもらいたい」があるのです。

 

 

何も、子どもに勉強自体を好きになってもらいたいという親はいないでしょう。子どもに幸せな人生を送ってもらいたいのなら、その手段は勉強でも遊びでも、どっちでもいいはずです。上位目的を意識した抽象レベルで見ると、

 

親:幸せになってもらいたい → 子ども:遊ぶ

 

となっており、子どもがほぼほぼ、親の望み通りの人生を送っていることがわかります。「幸せになってもらいたい」と望む親に対して、子どもは既に遊んでおり、幸せな人生を謳歌しているからです。

 

今遊びたがっている子どもに対して、勉強することと遊ぶこと、どっちをさせた方が、子どもが幸せな人生を遅れるでしょうか。おそらく遊ぶことでしょう。なぜなら、子どもが遊びたがっているからです。

 

 

どの育児本にも、子育てて重要なのは主体性だと説かれています。ビジネス本を開いても、主体性や積極性やリーダーシップを育む重要性があふれています。現代の日本人には、みづからの意思で人生を進んでいく力が求められているのだと思います。自分で人生を進めている人は、その内容が何であれ、輝いて見えるものです。

 

 

子どもが遊びたいと思ったら遊ぶことが、おそらく良いのだと思います。主体性やリーダーシップと言ったものは、大人からの指示に従う子ども時代を過ごしては、育まれないでしょう。ある時急に「リーダーシップを!」と言われても、指示を受けるしか動きようがなくなります。小さいうちから主体性を持つ生活を通してこそ、主体性は育まれるのです。

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