非行を防ぎ、素直な子どもへ

セミナーで話しているのは、子どもが非行に走らないようなものの考え方です。身の回りの出来事をどのように見たらいいのか。ですので、個々具体的な出来事にぴったりと当てはまるようなものではありません。即効性はないでしょう。「子どもが嘘をつくようになった」とか「子どものワガママが気になる」からといって、すぐに答えが出るようなものではありません。

 

 

ですが、どんな状況にも柔軟に対応できます。教示するのはものの考え方ですので、全ては頭の中だけで完結します。実行するのに道具が必要なわけでもないですし、相手が必要なわけでもありません。影響を与えるのは、万人が持っている脳みそに対してです。子どもに対する即効性はないでしょうけど、頭が柔軟に切り替わるのは、はまりさえすれば即効です。

 

 

ロジカルシンキングのようなものです。ロジカルシンキングは、因果関係が見えるようになります。原因と結果の関係を意識することで、多くの人の共感を得られるようになるのです。

 

 

私のフレキシブルシンキングで見られるようになるのは、具体と抽象です。具体と抽象の関係が見えるようになることで、想像力が広がるのです。私たちは、無意識に具体に流されて生きています。分かりやすいものやハッキリしたものに引かれますし、求めます。

 

 

フレキシブルシンキングでは普段、意識の外に置かれているであろう抽象を意識します。抽象を意識することによって、普段見ることができない世界が見えうるようになるのです。具体の後ろ側にあって、普段は気にもとめていなかったものに気づくようになるのです。それは大抵、遠くにあって分かりにくいものです。

 

 

モヤモヤとした概念、遠くにある目標、そして相手の目線です。

 

 

相手の目線は、自分の目線に比べて抽象的です。自分の価値観、自分の好き嫌い、自分の意識の方が分かりやすくてハッキリしているので、相手の立場になって考えることがなくなっているのです。

 

 

具体の特徴として、分かりやすい、ハッキリしている、近い、現実的、解釈の幅が少ない、などがあります。それに対して抽象の特徴として、分かりにくい、モヤモヤしている、遠い、非現実的、応用できる、などがあります。

 

 

抽象のメリットは、想像が広がことです。一を聞いて十を知ることができることです。フレキシブルに考えることで想像が広がり、普段は見えないものをも意識できるようにするものです。これを人間関係にも応用するから、相手の身になって考えることができるようになるのです。

 

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「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

 

 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

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