何歳からでも自分らしく〜まんがでわかる LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略
以前、漫画じゃない方のライフシフトを読んだんですが、あんまり頭に入りませんでした。今回はそのリベンジの意味を込めて、本屋さんで偶然見つけた漫画版を読んで見ました。さすがに分かりやすかったですね。わかりやすかった分、どこか本のライフシフトからは抜けている内容もあるのかなと気になりますが。それでも頭に入れることができました。具体的っていうのは感情を揺さぶります。改めて思いました。
それに面白かったです。日本の女の子が主人公で、その家族を舞台に描かれているので、内容を身近に感じることができます。あるある感があったので、読んで自分ごととして捉えることができる人が多いのではないでしょうか。
何がライフシフトなのかというと、多様な生き方へのシフトです。従来の「学校、仕事、引退」から、生涯を通して再創造を繰り返して、人生の選択肢を広げるんです。自分探しとか、起業とか、地域活動とか。そこで必要なのは、無形資産。貯蓄や土地などの有形資産よりも、です。無形資産は3つに分けられます。
1 生産性資産 知識やスキル
2 活力資産 健康や家族や友人関係
3 変身資産 自分を変えていく力
それと、ステージが多用になります。「生涯を通して再創造を繰り返して、人生の選択肢を広げる」のをもっと具体的にいうと、
1 エクスプローラー 人生の旅をして自分と世界を再発見
2 インディペンデント・プロデューサー 組織に雇われずに自分で仕事を生み出す
3 ポートフォリオ・ワーカー 異なる種族の活動を同時に行う
気をつけたいのは、エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー 、ポートフォリオ・ワーカーとは順番ではないということ。逆でもいいし、何回やってもしいいし、繰り返してもいいし、いつまでやってもいいし。枠にはめないことが大事です。何かと日本人は枠にはめたがるんで。80歳代のエクスプローラーもありってことです。
こういう本を読んで思うんですけど、一応、私的には全てが繋がっていると思うんです。組織が信用を失って、個の力が勢力を伸ばす時代です。個の力を伸ばすには信用が大事で、そのためには素直さが必要になります。「非行から素直へ」っていうのは時代性もあるんですよ。
背中を押してくれる内容です。漫画という体裁で具体的にイメージしやすいので、感情が奮い起ちやすいんです。漫画というのがうまくハマるんだと思います。この本を読んで自分の人生を見直す人、結構いるのではないでしょうか。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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抽象化の視点を身につけるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。
自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。
心よりお待ちしております。
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