眼鏡選びは理屈じゃない〜あなたの眼鏡はここが間違っている
眼鏡の見つけ方を指南した本です。眼鏡の効果、眼鏡の魅力、眼鏡の選び方、眼鏡に関する雑学、などが記載されています。
「丸型の眼鏡はどんな顔に似合うか」「クールな印象を得るためにはどんな眼鏡がいいか」「面長の顔には、どんな眼鏡をすれば印象が良くなるか」などなど、そんな疑問を持ったことはないでしょうか。私は、この本を、そんな疑問を解決してくれる本だと期待して読み始めました。
ある種の法則を教えてくれると思ったのです。「こんな眼鏡はこう見える」「こんな顔にはこんな眼鏡が似合う」「こんな眼鏡をするとこんな印象になる」のような答えを期待してしまいました。
ですが著者の主張は、答えを提示することではりませんでした。できないのかもしれません。なぜなら、眼鏡は実際にかけて見るまでわからないからです。眼鏡を選ぶための法則のようなものは、本当は幻想でしかないようです。実際に眼鏡を試着して見てはじめて印象がわかるのだそうです。
眼鏡を選んで外見を確認、眼鏡を持ってみて重さや馴染みを確認、掛けてみてフィット感を確認、眼鏡をとおして周りをみて見え具合を確認、掛けたまま鏡を見て顔を確認、そのまま下がって全身を鏡で確認、横を向いて眼鏡を掛けた横顔も確認。第三者の意見も確認。このようにして、眼鏡というものは自分に合うものを探すのだそうです。
いくら本や記事で読んだ知識を持って、「この眼鏡は柔かい韻書を周りに与える」「ビジネス用にはこっちの顔」 などの知識を増やしたとしても、実際に試着して見るまでは、どうなるかまではわからないのだそうです。
関連する投稿
- どら焼きを食べながら「怒りについて」を読もう
- ローマ皇帝は桜木花道なのか。BBC「ザ・ローマ」に見るレトリックと詭弁
- すべての本の共通点。本には何が書かれているか〜ドラえもんの読書感想文が書ける
- 正当な対価という自己都合な倫理〜お金は銀行に預けるな
- どうして文章を書いていると考えがはっきりするのか〜伝わる・揺さぶる!文章を書く
現在の記事: 眼鏡選びは理屈じゃない〜あなたの眼鏡はここが間違っている