書家の命題に学ぶ、「非行の兆しを見せた小学校低学年の子どもを素直に成長させる専門家」のミッションとは(2)

2016.01.21 (木)

 

柿沼康二さんの命題は「書はアートたるか、己はアーティストたるか」です。私はこの命題に強くひかれるんです。「趣味DO楽」のテレビで見た、柿沼さんのイメージにぴったりだからです。おそらく柿沼さんは本心から「書はアートたるか、己はアーティストたるか」と思ってらっしゃるんだと思います。だから、テレビ放送を見た私の心に刺さるんだと思います。

 

「書はいまだアートかどうかわからない。自分もアーティストかどうかわからない。そんな、はっきりとしない未開の地を探求している」という印象をこの命題からは受けますが、私はその「探求している」感が、特に刺さります。私も同じ状況だからです。

 

「子ども」ネタでの起業を目指し、活動を続けています。が、森の中をさまよっている様な状態です。子どもがどういう状態にあることを目指したいのか、いまだにはっきりしません。自分は子どもをどうしたいのか、はっきりしないのです。

 

子どもの頭をよくしたいのか。運動能力を向上させたいのか。活発にしたいのか。忍耐を伸ばしたいのか。コミュニケーション能力を伸ばしたいのか。思いやりを持たせたいのか・・。

 

ただ、安い言葉のようではありますが「幸せになってほしい」とは思います。

 

子どもを幸せにする方法もわかりません。どうやったら子どもが幸せになるのか、自分にははっきりとした「コレ」というものが無いのです。集団の中に入れたらいいのか。親がしっかりしていればいいのか。自然の中で遊べばいいのか。スポーツをすればいいのか・・。

 

わかっているのは、自分はその方法を探しているということだけです。

 

柿沼康二さんの命題に感銘を受け、私のミッションもはっきりしてきました。
私のミッションはこれです。
「子どもの幸せとは何か、己は子どもを幸せにできるか」

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