子どもの非行を防ぐために持つべきものとは
若さっていいですよね。何がいいかというと「時間がある」という事です。人生においての残り時間です。子どもたちを見ていると、「自分がいなくなった後もこの子たちは存在し続ける」と考えるので、何か「託したい」という思いにかられます。
よく「老いこそ人生」とか「老いてからが楽しい」というタイトルの本やブログを見ますけど、若さと老いには圧倒的な差があります。当たり前ですが、若さから始まって老いに向かって人生は流れていきます。これだけはどんなに頑張ってアンチエイジングしても不可逆なので、若さが有利なのは誰もがわかる所です。
「非行に走る子ども」と「非行に走らない子ども」で何が違うかというと、見ているものが違います。「持っている目標が違う」とも言い換えられます。端的にいうと、非行に走る子どもは目標が持てていないのではないでしょうか。
目標を持つと、日々の生活に張りが出てきます。凛とした空気やピンとした雰囲気が、日常の中に見え隠れするようになるのです。目標とは、未だなし得ていないものですから、現状維持では到達することができません。
「日常をもっと質の高いものにしたい」という欲求が、程度の差こそあれ、非行に走らない子どもにはあるのです。「いい大学に入る」でもいいでしょう。「海外で生活する」でもいいでしょう。「バスケをうまくなりたい」でもいいでしょう。理想の自分を意識しており、それを追いかけていることが、非行を防ぐのです。
非行に走る子どもは、目標を持てていません。「日常が変わらなくてもいい」「このままでいい」「努力をしなくていい」という意識なので、現状を変えようという考えがないのです。成長を望まない人間に待っているのは、現状維持ではありません。堕落です。上を目指さなければ、そのままなのではなく、下がってしまうのです。
日常を一つ上の段階に持って行こうという考え、目標を意識することが、非行を防ぐことに繋がります。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
[contact-form-7 id=”4057″ title=”小冊子ダウンロード”]
関連する投稿
- 犯罪を引き起こす要因、犯罪を減らす方法
- 犯罪をなくすためにできること。犯罪を3つに分類して対処する
- 金、地位、名誉をバカにする態度。「高踏的」を紹介する
- 非行グループから息子を離したいのですが、良い方法ありませんか?
- たとえば、子どもに無理にご飯をたべさせることの功罪
現在の記事: 子どもの非行を防ぐために持つべきものとは