小学校低学年の子を持つ親のモヤモヤ
子の声傾聴会では、小学校低学年の子を持つ親御さんのモヤモヤを受け付けます。
私は、町に出て事件や事故を処理する仕事をしていましたが、その仕事に寄せられるSOSは、決して明確なものばかりではありませんでした。明確な悩みがあってSOSをしてくる人はいません。ちょっとしたトラブルやちょっとした困りごとで、「どうしたらいいかわからない。大した事ではない。だけどなんとかしてくれるかな。」といったモヤモヤした気持ちでのSOSをしてくる、市民の方がほとんどです。
小学校低学年の子どもは、それまでよりも一段深く、親を悩ませます。子ども自信が成長し、学校など周囲の環境も変わり、友達も増えます。そのなかで友達からの影響、心身のストレスで、問題行動をとってしまいがちです。家族の財布から現金を抜いたり、お店でポケモンカードを万引きしたり、なかなか言う事を聞いてくれなかったりします。
「大した問題行動でなない。」「だけどこのまま放っておいていいのか。」「警察に連絡するのも気が引ける。」そんなときに連絡をください。モヤモヤは、子どもを思う気持ちの表れです。「はっきりした相談があるわけではない。」のであってもオッケーです。モヤモヤは、相談という形あるものに至らなくても、漠然と誰かに話すだけである程度解消します。人に話せば頭の中が整理され、モヤモヤがはっきりした形をしてきます。モヤモヤがはっきりすれば、やるべき事も見えてくるので、その分、頭を悩ませるものも少なくなります。
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