「お小遣い制ではなく、その都度お金を渡す」のはどうか
子どもとお金の関係に、世間の注目が集まっています。
子ども版NISAが世間で騒がれています。多くのお金を握っている高齢者のお金を、どうやって子ども世代に移動させるかが焦点です。安倍首相のアベノミクスで、企業の売り上げは製造業を中心に右肩上がりです。東京を中心に地価も上昇しています。
IT+金融の「フィンテック」という分野も、成長しています。
景気のいい話も多く聞こえており、いかに子ども世代に金融の知識を教えるかが、注目されています。
子どもと金融の接点として、まずお小遣いがあげられます。そこでお小遣いについてですが、「お小遣い制ではなく、欲しいものがあったらその都度、子どもにお金を渡している」家庭があります。
私が育った家が、この「その都度制」でした。私の父親は「よっぽどの事じゃない限り、買ってダメとは言わないし、お小遣い制よりもいいよ。」と子どもの私に説明していました。
確かにその都度お金をもらえれば、子どもにとっては大きなメリットになりそうです。しかし、実際にメリットが大きかったのかというと、そうではありません。
買いたいものを「欲しい」と言ったからと言って、買ってもらえなかった記憶はたくさんありますし、それに何より、欲しいものがある度に親に相談なんてできません。自由に使えるお金が、子どもにとってメリットなのであって、欲しいものがある度に親に説明して買ってもらうのでは、自由に使えるお金ではありません。監視されているみたいで嫌でした。ずっと「自由に使えるお金がほしい」と思っていました。
以上のように、その都度制もメリットばかりではありません。いろいろ考え、各ご家庭にあった制度が必要です。
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