子どもを習い事に対して積極的にさせる方法
昨日のコラムでは、子どもを放置して育てるスタイルを紹介しました。これは子どもの主体性と先進性を育むためのスタイルです。子どもに主体性や先進性を育みたいのであれば、あれこれやらせようとしないほうが良く、最終的には放置に行き着くのです。習い事など無理にさせないほうがいいのです。
ですが、今度は逆のことをトピックとします。「習い事など何をさせたてもいい」のです。
子どもの習い事程度、何をさせてもいいのです。というのは、「この世の悩みは全て対人関係の悩み」という考えがあるからです。例えば何か習い事を子どもにさせたとして、その子どもがその習い事を嫌いになってしまったとします。子どもはその習い事をやりたくないのに、やらせれて悩んでいるのです。
ですがこの世の悩みは全て対人関係です。その習い事そのものを嫌いになることはありません。間には必ず対人関係の悩みが入っています。習い事そのものではなく、その習い事を通しての対人関係がうまく言っていない、のです。その習い事自体が好きでなくとも、良好な対人関係がその習い事に存在すれば、そのものへの印象も良くなるのです。
例えば、習い事としてピアノをさせられている女の子がいるとします。その女の子は悩みます。「ピアノなんかしたくない」「ピアノなんか面白くない」「ピアノ教室に行きたくない」と。ですが、これはピアノそのものが嫌いなのではなく、対人関係が良好でないために、ピアノの面白くなさが表面に出ているのです。
もし仮にピアノの先生と仲がよかったり、ピアノ教室に中の良い友達がいたり、ピアノを通して得られる対人関係に満足していれば、少々ピアノ自体が面白くなくても、対人問題も良好になり、習い事としてのピアノも積極的に行くことになるのです。
あなたが「子どもが習い事に対して積極的でない」というお悩みを持っているのであれば、あなたはピアノという習い事の素晴らしさを子どもに伝えるのではなく、関わる対人関係を良好にすることに注力すべきです。あなたと子どもの関係、先生と子どもの関係、友人関係などを良好にすることができれば、ピアノに対する壁がなくなるのです。
対人関係はいたるところにあります。習い事も例外ではありません。悩み事のない習い事もありません。対人関係を良好にすることが、習い事を続けるコツになります。それは「どの習い事も子どもにとって積極的になる」という可能性も秘めているということなのです。
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