非行を防ぎ、素直な子どもへ

「子どもにこういう行動をとってほしい」

そういう場合は、子どもがしたくなる様に仕向けるのが方法です。子どもがその行動をしたくなるように、うまく人参をぶら下げるのです。そして、その人参は年齢を使うと、うまく行動をうながせます。

例えば、素晴らしい出来の資料を見せられて、「この資料を作ったのって誰？」なんていう話をしている時に、「その資料作ったのは●●君ですよ」なんて、自分よりも若い人間の名前を出された時。

例えば、立ち居振る舞いがとても落ち着いている人がいるとします。話し方もわかりやすく、しかも革新を付いている。ユーモアもある。「あの人すごいねぇ、何歳？」なんて話をしている際に、「あの人は●●君と言いまして、彼はまだ●●歳なんですよ」なんて、自分よりも若い年齢を出された時。

そのような時は、「あの人、私より若いのにすごい」と思いますよね。自分よりも若い人間が、自分よりも先を行っていることに対して、「悔しい」という感情を持つのが人間です。「自分よりも年下の人間は、自分よりも後じんを拝してほしい」という思い、欲が人にはある様です。

誰かに「こうしてほしい」「こういう行動をとってほしい」と思う時は、「年下がやっているのだから俺も」と思わせるように仕向けると、うまく行動がうながせます。

子どもに「こういう行動をとってほしい」と思うときは「年下がやっているのだから自分も」という欲求にうまく働きかけることが一つのヒントになるのです。