任意と強制の境目〜警察官千葉とうしろうの「ねらい目」
任意か強制か。このテーマは有名なので、警察官以外の人も使う事があると思います。警察官以外の人が使う場面としては、警察官から職務質問などをされた際に警察の追及を逃れるために、警察に「この質問は任意ですか。強制ですか。」と逆に問う形が多いと思います。
この任意というのは「何をしてもいい」「立ち去ってもいい」という安直な意味ではないのは確かです。それだとウソをつく犯人を捕まえられないでしょう。
でも本当は、任意だとか強制だとか、意識させない事が重要なんだと思います。それを意識した時点でペースが乱れている、ということです。任意とか強制とかの前に事をすませること。いつの間にか自分から何もかも打ち明けている事。普段決してやらないような、強制されてもやりたくないようなことを、自分から差し出している状態を作ること。
そのためには「北風と太陽」の太陽のような接し方が必要です。相手を思い通りに動かすには、やはり交友関係を築くしかありません。そうすれば警察の側も楽ですし、気持ちよく仕事ができます。お互いにいい気分になりながら、その結果、自分の要求も通すこと。
なかなかそんな事は難しいんですけどね。お互いに、押されると押したくなるし。精神的にも体的にも。だから、最後は御釈迦様みたいな広い心が試されるんですよね。
未来は小さな一歩から。こちらの内容は、各業界の専門家がインターネットラジオやユーチューブを通して番組を提供する「これから放送局」でも視聴できます。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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