怒らない子育てとは、どういうものか
本屋などで子育て本を読むと、子育てのポイントに「怒らないで子育てする」という内容の本が多いですが、私もそう思います。
例えば、家の中で騒ぐ子どもに「騒がないで!」と怒ったとして、それに対して子どもが、ふてくされてしまったとします。おそらく、子どもがふてくされた時点で、この怒り方はナンセンスなんだと思います。
親としては「騒がないで!」と怒ったことに正当性を感じるので、「怒ったこと自体は悪くない。しょうがない。これは躾けだ。」と思うかもしれません。しかし理想の子育てとしては、子どもがふてくされないように持っていくのが、ベターなやり方なんだと思います。
この場合、どっちに正当性があるという問題ではありません。大人と子どもの言うことを比べた場合、正当性はやはり、大人にあることがほとんです。しかし問題はどちらの言っていることが正しいかではありません。
相手は、物事の良し悪しがわからない子どもの場合、子どもの行動をそれとなく正しい方向へ誘導するのが、ベターなやり方なんだと思います。先ほどの例で言えば、子どもを「ふてくされさせずに騒がない」方向に誘導するのが、理想の子育てなのです。
ふてくされてしまったら、心に残るのは、モヤモヤとした黒いわだかまりです。釈然としない、発散できない、誰もわかってくれない、と言ったストレスです。そのストレスをうまくためないようにする。もしくは、うまく発散させながらするのが、怒らない子育てというものなのだと思います。
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