オレオレ詐欺の対処法について(1)
オレオレ詐欺の勢いが止まりません。
平成28年の全国における被害総額は約406億円だそうです。警察が認知した件数だけでも1万4千件もあったそうです。相手に手渡すお金を、よくそんなに皆さん、持っているなと感心するところです。
オレオレ詐欺被害にもいくつか種類があります。例えば完全に騙されている状態でお金を渡すものと、半分騙されている状態でお金を渡すものです。
オレオレ詐欺の被害には、半分騙されている状態で相手にお金を渡すものが意外と多いんですよね。
半分騙されている状態とは疑っている状態です。「怪しいかな」「騙されるのかな」と、モヤモヤした状態が頭にあり、それでも相手にお金を渡してしまうのです。
被害者は、電話口で「息子」と名乗る人間から、正常な判断ができない状態にされるのです。
「交通事故を起こしてしまった」
「女の子を妊娠させてしまった」
「買った株が暴落した」
と言われて、「え〜!」と思うのです。頭はパニックで、「どうしよう!」です。そして、さらに電話口で言われます。
「示談金を払わなければならない」
「中絶費用が●●万円必要だ」
「借金を返さなければならない」
解決する手段を提示され、「これさえクリアすれば、晴れて解決できる」と言うのです。
半分騙されている人は、この時にもう「なんか怪しいな」と思っています。はっきりと犯罪の匂いをつかんでいなくとも、頭の中に何かモヤモヤしたものがあるのです。
それにも関わらず、お金を相手に渡してしまいます。
(続く)
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