アウトプットの力に目覚める〜学びを結果に変えるアウトプット大全
最近、改めてアウトプットということ聞くことが多いように思います。ちょっと前ならインプットとアウトプットを同等に扱っていたと思うのですが、近頃は明らかにアウトプット重視の流れですよね。アウトプットはインプットよりも優先されるんです。
この本でも言われていることですが、インプットだけでは意味がないんです。アウトプットすることで初めてインプットしたことの意味が出てきます。アウトプットは、インプットを促すのがいいですよね。アウトプットすると、余計にインプットしたくなるんです。
自分の至らなさ、自分の未熟さ、ネタの乏しさ。そんなものが気になって、「もっとインプットしよう」「もっとインプットしよう」っていう衝動が湧き上がってくるんです。アウトプットすると、すぐにストックが尽きてしまうんです。だからアウトプットせずにとっておきたい気もあるんですが、そこは我慢して自分を奮い立たせます。
アウトプットしてネタが枯渇したところからが勝負です。さらに絞り切るようにアウトプットして、どんどん自分の考えを深みまで掘り下げます。途中途中でインプットをしながら、どんどんアウトプットして深く深くして行く。そんなスパイラルが理想なんだと思います。
この本は、アウトプットを細かく細かくして網羅したものです。細かいものにもスポットを当てて、一つのジャンルとして立たせています。賞自体はチャプター1の基本原則、チャプター2の話し方、チャプター3の書き方、チャプター4の行動、チャプター5のトレーニング法、の5章までです。
それぞれの章の中で、細かくアウトプットが分けられているんです。例えば話し方のチャプター2は、1から30まで分けられていて、「依頼する」「褒める」「感謝する」なども、一つのアウトプット形態として解説されています。
書き方のチャプター3も、30位まで細かく分けられており、その中には「カードに書く」「目標を立てる」「構想をまとめる」なども一つのアウトプットの形態として、解説されています。まさにアウトプットを網羅した辞書のような感じです。
今まで知っていたアウトプットが多いとしても、やはり細かく見て行くと新しい発見があります。著者なりの考え方を知ることができ、自分のアウトプットと比べることができます。結果を出す人のアウトプットを詳しく知ることで、自分のアウトプットに修正を加えることができます。
この本を読んで思うのは、やはりアウトプットは重要だということ。確実に自分の力になります。自分の成長を確かなものにしてくれます。恥ずかしいとも思うでしょう。気後れすることもあるでしょう。悩むこともあるでしょう。
ですが、今とは違う未来は必ずアウトプットの先にあるのだと思います。アウトプットをしなければ今のまま。ですが少しの勇気を持ってアウトプットすれば、確実に自身の変化を感じることができるはずです。日本社会にはアウトプットすることに対して偏見がまだあります。「意識高い系」だの「いきがっている」だの「わかってないくせに」だのです。
ですが言わせておけばいいんです。アウトプットしたもの勝ちです。いずれ人目が気にならない自分のアウトプット法が見つかるはずです。この本を読んで、より多くの人がアウトプットに目覚めてくれればと思います。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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