子どもの非行防止に役立つ抽象化のポイント3

2018.06.20 (水)

非行に走る子どもには自己中が多いです。自分の価値観に固執していて、自分とは違う価値観の存在を理解できません。競争意識が高く、正しいか正しくないかの白黒でしか物事を判断できません。想像力が乏しく、目の前の見える物しか見ようとしないのです。

 

 

ですから、自己中の正反対を目指せば非行は無くなる、というのが私の仮説です。相手や状況に応じて柔軟に考えを変える事ができる事。視野が広く、大きな流れで物事を見られる事。一歩上からの視点を持ち、相手のバックグラウンドをも想像できる事。このような素直な頭にすれば、非行は無くなると思うのです。

 

 

素直な頭をつくるには、抽象の視点が必要です。非行に走りやすい視野の狭さは、具体しか見えていない人と共通です。素直な頭の視野の広さは、抽象レベルも見える人と共通です。

 

 

 

抽象の視点を持つポイントの一つは、「権威にとらわれない」事です。「権威にとらわれている」とは、ブランド志向であったり、ハクのある格好を好んだり、威厳のある地位を求めたりする事です。

 

 

 

犯罪者には、権威を好む人間が多いです。チンピラがブランド物のカバンを好むのは、その表れでしょう。ブランド物のセカンドバッグ、ハイブランドの洋服、海外ブランドの車。粗野な雰囲気の人間が高級そうなモノを所有している光景は、典型的なチンピラの構図です。

 

 

ヤクザの世界も階層になっています。体育会系のような上下関係の存在する世界。先輩・後輩・目上の人・下の人間、と言った社会です。粗暴な人間ほど階層を作りたがり、線を引きたがります。

 

 

非行少年たちも、階層を作って生きています。彼らは一つ年上の先輩、一つ年下の後輩、といったごく狭い間柄を気にします。彼らは一つの年齢差を「世代差」と認識しています。一つ年上の人間や、一つ年下の人間とのわずかな隔たりを「世代差」と感じ、「俺はあの世代とは違う」などと言うのです。

 

 

多くの人が権威を求めたます。ハクのある物を所有し、威厳のある服装を好み、貫禄のある話し方を目指します。威厳を表に表す人を見て「気持ちのいいものではない」と思う一方、自分用にハイブランドのカバンを買ってしまうのは人間のサガなのでしょう。

 


 

 

 

 

プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

 

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