PTAがもっと参加しやすくなる方法とは
気軽なPTAにするべきです。仰々しさをやめ、高い敷居を外し、もっとフランクにするべきです。
巷には「PTAは必要ないんじゃないか」という意見もありますが、私は必要だと思います。子どもが学校で生活するために、児童の親どうしが集まって意見を交わしたり、連絡を取り合ったり、個ではなく大勢の力を利用する機会がなくてはならないからです。
最近、PTAなるものがわかってきたんですけれど、「仕事の幅が広い」という印象です。今まで私が「先生の仕事」だと思っていたものも、PTAの仕事に含まれていました。先生たちも負担が多いという話ですし、PTAで学校運営の仕事をまかなうのもいいと思います。「学校に子どもを通わせる」とは、それだけ労力のいることなのでしょう。
ですが、PTAには参加しづらいことも事実です。平日の昼過ぎから大勢が時間を合わせて集まるなんて、現実的でない運営方法がなされています。そのための資料作りなどの準備も並ではないはずです。気軽に参加ができないのです。
私はPTAが、もっと気軽なものになればと思います。全国どこの学校も似た様なものだと思いますが、何か「仰々しさ」がPTAにはあります。大企業や役所の出先機関の様な、「しっかりして威厳を保たねば」の様な、わざと敷居を高く振舞っている印象を受けるのです。
例えば、意味のない総会だったり、スーツなどでの参加を促す雰囲気だったり、形式張ったわかりにくい資料だったりです。
もっと力を抜いて、なぁなぁで集まれる様な雰囲気がいいですね。確かになぁなぁになると、「PTAがそんなことでいいのか」「学校の一組織のPTAが、そんなだらのしない対応でいいのか」という声が出てくるかもしれません。
ですが保護者の集まりであるPTAに、あたかも聖人君子であることを求めること自体が間違っているのです。もっと大手を振ってだらけていいんです。ずっと背筋を伸ばしていても、生産性は上がりません。
「気軽」ということにフォーカスするべきです。「気軽に集まれる」「気軽に意見が言える」「気軽に運営ができる」。
気軽に集まりの準備ができる様に、形式張った資料作成を止めるべきです。気軽に意見を募れる様に、SNSを利用すべきです。気軽に参加できる様に、カジュアルな服装での参加も認めるべきです。気軽に運営できる様に、総会の様な意味のない集まりを省くべきです。
気軽で参加しやすくなること。それがPTAの生産性を上げる方法であり、大元の目的である子どもたちのメリットにもなるのです。
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