上位視点を持つきっかけになる〜試験に出る哲学

2019.04.26 (金)

 

 

「哲学を勉強したい」とか、「哲学について知りたい」と思ったことはないでしょうか。普段、生活していると、思いのほか、哲学というものに出くわすと思います。思いがけないところから哲学用語が出てきたり、「難しい言葉だな」と思って調べてみると哲学用語だったり。昔、高校の倫理の時間に聞いたようなセリフや人命、それを今聞かされて、「どんな意味だったかな」と思ったこともあるのではないでしょうか。

 

 

私も触りしか知らないので偉そうなことは言えないのですが、おそらく哲学を勉強すると、もっと人生が潤うのだと思います。哲学は思いの外、私たちの人生に入り込んでいます。知っていれば、深く知っていれば、何気ないところから得るものももっと多いだろうし、視点が違うものになるはずです。もっと上位の視点を得られるようになるのでしょう。

 

 

哲学は、「いかに人生を生きるか」の学問と言えます。どうすれば幸せに生きられるか、どうすればいい人生が送れるか、ということを、紀元前の時代から延々と「ああでもない」「こうでもない」と考えてきているのが哲学なんです。人生の多く悩みや、それに対する解決方法というのは、おそらく哲学で語られてきたものなのです。

 

 

私は、社会から非行や犯罪をなくすには、思い込みをなくすことだと考えています。狭い視野で世の中を見ないで、もっと広い視野で世の中を見ること。自分中心の一つの価値観に囚われないで、客観の視点を持つこと。そんな考えが、社会から非行や犯罪をなくすものだと思っています。

 

 

でもこの考えも、実は哲学の歴史の中で語られてきたものなのでしょう。中世の哲学者ベーコンは、思い込みについて考えています。世の中には4つのイドラがあって、人はそれらに囚われてしまう。特に劇場のイドラ、です。

 

 

権威のある人に言われると、そうだと思い込んでしまいますよね。犯罪をなくすには、非行をなくすには「絆だ」とか「つながりだ」とか。そうとも言えるんですけど、そうとも言えないんです。というのも、私は思い込みをなくして客観の視点を持つには、考えることが必要だと思うんです。自分で悩むほど考えて、自分なりの答えや意見、軸と呼ばれるものを持つこと。そうすれば、世の中の「〇〇しなければならない」に流されないで、自分なりの意見を持つことができます。身近な意見の対立も、世界規模の紛争も、いずれも価値観の衝突です。相手の価値観を受け入れられる寛容さこそが社会の潤滑油なのです。寛容さに必要なのが、相手の立場を想像できる客観の視点。そんな客観の視点を持つには想像力が必要であって、そのためには考える時間が必要なのです。考えるのは、皆んなでワイワイしていたのでは得られません。自分の中での自問自答こそが、深みのある思考へと導いてくれるものだと思います。

 

 

想像力を得るには、相手の気持ちを想像するには、相手の価値観を受け入れられる寛容さを身につけるには、一人で考える時間が必要なのです。安易に「絆」や「つながり」を求めて、みんなでワイワイやることではないのです。

 


 

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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

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