子どもの非行を防ぐ方法と主観の関係とは
人によって認識の仕方が異なる世界があります。
上の絵は、若い女性に見えたり、年配の女性に見えたりするそうです。私には若い女性にしか見えませんが、見る人によっては、年配の女性にしか見えない人もいるでしょうし、あるいは両方の見方が自由にできる人もいるのかもしれません。
上のアディダスのジャケットは、人によって色の見え方が違うという写真です。私には青地に金色のロゴに見えます。が、人によっては青地に白色のロゴ、黒地に金色のロゴ、緑地に茶色のロゴ、などと色々な見方ができるようです。
この認識の違いは静止画にとどまらず、動画に関しても言えるそうです。上の動画はダンサーがくるくると回っている動画ですが、右回りで回っているように見える人と、左回りで回っているように見える人がいるそうです。
私はどちらの回り方でも見えます。見るたびに回り方が違っているように見えます。右回りで回っているように見えたかと思うと、一回目を外して再度動画を見ると、今度は左回りで回っているように見えます。
この認識の違いは視覚にとどまらず、聴覚にも言えます。上の動画は、人によって聞こえ方が違う音です。「エーアイアイアイ」と聞こえる人と、「とったのかよ」と聞こえる人、二つの聞こえ方ができる音です。
私には両方とも聞こえます。動画でいうと、初めの方はどう聞いても「エーアイアイアイ」なのですが、最後の3回くらいはどう聞いても「とったのかよ」と言っているように聞こえます。
このように、人は物事を認識する際に、自分のフィルターを通してしか認識できません。上の画像や動画は、人によって色々な見方や聞き方ができるのが正解であり、「この見方が正解!」「この聞こえ方が正解!」というものは存在しません。
ですが、上に紹介しているような画像や動画を見て、「どう見えるか」や「どう聞こえるか」をネタにしている分には笑い話で済むのですが、「人それぞれ認識の仕方が違う」ということに気づかないで、「自分の認識が正しい」「他の認識の仕方をする人はおかしい」と思っていたらどうでしょう?
もしかしたら自分とは違う見方聞こえ方をしている誰かを責めて、傷つけてしまうかもしれません。「人それぞれ」という事に気づかない自分の認識不足を露呈して、痛い人になっているかもしれません。
パソコンの画面上や紙の上で画像や動画を見る分には影響も少ないのでしょうが、これが社会の中で起こっていたらどうでしょう。社会の中にも認識の違いはたくさんあります。「人それぞれの見方聞こえ方があって当たり前」なこともたくさんあるはずです。
ですが社会の中、日常の中では、多くの人が「人それぞれ」である事に気づかず、主観から逃れられずに自分の意見が正しいと思いがちです。「自分は間違っていない」「間違っているのは自分以外だ」と思いがちです。「人それぞれ」な事が往々にしてあるように、主観から離れて、一歩引いた視点で見て初めて気づく事はたくさんあります。
むしろそういう見えにくいものこそ、社会を根底から支えている本質である事が多いものです。一歩引いた視点が重要なんです。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。
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