非行相談はなぜ話す方がいいのか

2017.03.17 (金)

非行相談の一番の目的は人に伝えることです。人に伝えることで得られる、非行に対する新しい視点です。

 

 

では同じ伝えることでも、「話すこと」と「書くこと」ではどちらがいいのでしょうか。私は「話すことがより質が高い」と考えます。それは、より難易度が高いからです。非行相談は「書く」ことよりも「話す」ことの方が、より得られるものがあると思うのです。

 

 

確かに書くことにもメリットはあります。メールやSNSを利用して非行相談をすれば、書くことで相談をすることができます。話すことと違って、一度文章を考えることができます。相手が目の前にいるわけでもありません。伝えようと思ってから「やっぱりこのことは内に留めておこう」とすることもできるのです。

 

 

ですがやはり相談相手との距離が遠いことが、書くことのデメリットです。メールやSNSでは相手が遠すぎます。そこにあるのは自分の雰囲気だけであり、相手の雰囲気は見当たりません。ダイレクトさがなくなって、より直感的な最思考ができ無くなります。

 

 

話すことには、書くことと違って「あ、自分はこんなことも考えていたんだ」という発見があります。人と直に話して気持ちを伝えていると、自分でも予想しなかった言葉が出てきて、より新しい発見があります。

 

しかし、書くことに発見はありません。あらかじめ用意したものしか書くことはできません。話すことはアウトプットしてから気づくことがあるのに対し、書くことは気づいてからアウトプットするしかないのです。

 

 

「やっぱり書かないでおこう」と考え直すことも容易に出てきます。出掛かった思いを内に戻してしまうのです。

 

 

自分の内側をさらけ出すという勇気がいりますが、新しい発見という意味では、書くことよりも話すことの方が有利です。

 

 

非行相談は、メールやSNSなどの書くことよりも、直接会って話すことの方が得るものが大きいのです。

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