部屋の掃除をすると、小学校の子どもの非行がなくなります。
仕事がら、多くの家庭を見てきました。
私たちが対象にするのは主に犯罪者です。窃盗犯や暴行犯などの刑法犯のほか、DVやストーカーなどの犯罪者も対象であり、そのような人間がいる家庭も多く見てきました。
極めて横柄で自分中心の性格の人間や、他人の家に侵入してモノを盗むことが癖になっている人間。夜遅くまで子どもを連れて居酒屋で飲んでいる親や、すぐに子どもを叩いてしまう親。いつも子どもの前で喧嘩ばかりしている親。
そんな人たちの悩み相談に乗ったり、愚痴を聞いたり、言い合いしたり、指導したりしていく中で、こういう人たちがいる家庭に共通するモノが、やはり見えてきます。
それは「部屋が汚い」ということ。
部屋の中がモノで溢れていたり、部屋に汚れモノがたくさんあって放置されていたり、庭の雑草が伸び放題だったり、ガラクタが庭にたくさん放置されていたり。
周りが見えなくなって、人の声が聞こえなくなり、自分の環境が悪くなっていることに気づかないのでしょう。手が回らないのだと思います。
それを人から指摘されると、よけいに閉じこもって、もっと周囲の声が届かなくなる悪循環です。
汚い部屋の中で育つ子どもが、必ず非行に走るとは限りません。しかし、非行に走る子どものほとんどの家庭は、部屋が汚いのが実情です。
先日お邪魔した家庭では、ダイニングテーブルの上に置かれた食器や鍋が洗われないままに重ねられて放置され、天井まで届きそうな勢いでした。その重ねられた食器や鍋の間には、良く見るとゴキブリホイホイも入っていました。
風水なり運の本を読んだことがありますが、どれも「部屋を綺麗に」といっています。やはり汚い部屋には、マイナスを引き寄せる見えない力があるのでしょう。
部屋を綺麗にしましょう。空気を入れ替え、邪気を追い払い、頭をすっきりさせましょう。子どもが非行に走ることなく健全に育つには、綺麗な環境が必要です。
関連する投稿
- 子育てとは「シュレディンガーの猫」のようなものである
- マイクラを活かすのは文章表現だ。自分の好きを人生に繋げる接着剤
- 「テニスの王子様」越前南次郎。優しさとは距離をとることだ。
- 育児を楽にするには距離を置くことであって、そのためには書くことだ
- 犯罪を引き起こす要因、犯罪を減らす方法
現在の記事: 部屋の掃除をすると、小学校の子どもの非行がなくなります。