非行は時間のムダである。
子どもが非行に走ると、まず時間がムダになります。
人生は限られた時間しかありません。子どもが生まれてから社会に出るまで約20年間です。その間に、子どもは限りなく多くのものを、学ばなければなりません。
確かに「一見、ムダに思えるモノにこそ、価値が隠れている。」という考えもあります。革新的な商品や、新しい商品は、誰もが目を背けていたところから出てくるのかもしれません。詰め込みだけがいいわけではなく、余裕があって初めて整理される部分もあると思います。
しかし、子どもが非行に走って得る価値は、健全に育って得る価値よりもはるかに小さいモノです。
非行に走ってしまうと、どこまでも落ちてしまうため、どこかでブレーキを欠けなければなりません。
態度が横柄で生意気な友人と一緒に、学校を休み、ゲームセンターで遊んだり駅前でたむろしたり。深夜になっても帰ってこなかったり。こんなことを繰り返していては、行き着くところは犯罪者です。一生を刑務所で過ごすことになりかねません。
そもそも自由は、人に迷惑を欠けない限り許されます。非行は人に迷惑を掛ける行為なので、社会的に許されるものではありません。モノを盗ったり、人を殴ったり、女性にいたずらしたり。これらは人が集団で生きて行く限り、制限されなければならない自由です。社会的に決して許されるものでありません。
一旦、子どもが非行の味をしめてしまうと、連れ戻すことが容易ではありません。何年も、ムダな時間を過ごしてしまうことになります。初期段階での対応が求められます。
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