バランスが子どもを非行から遠ざける
何事にも、バランスが必要です。
子どもを健全に、非行に走ることなく育てるにも、バランスが大切になります。
ここにおけるバランスとは、厳しさと優しさのバランスです。
厳しさのメリットは、子どもに度胸や規律などが育まれる点です。しかし、消極的だったり愛情ががとぼしくなるかもしれません。
優しさのメリットは、子どもにや積極性や明るさが育まれる点です。しかし、忍耐に欠けたり、言うことをきかない子どもになるかもしれません。
どちらも重要ですので、バランスを持った子育てが、子どもを非行から遠ざけます。
小学生の頃、ブッダの生涯を描いた、子ども向けの漫画を読んだことがありますが、そこにもバランスの大切さが書いてありました。
ブッダはが若い当時、インドの修行僧の間では、苦行が流行っていたそうです。食欲などを我慢したり、体を痛めつけたりして酷使することで、悟りを開こうとすることです。ブッダも壮絶な苦行をしていたと言います。が、ある時、弦楽器を見て、苦行に片寄ることはよくないと悟ったそうです。弦楽器は、弦がゆるすぎては良い音は出ませんし、逆に強くはりすぎては糸が切れてしまいます。「何事にもバランスが大切で、修行にしても、体を酷使する苦行に片寄っては物事の本質は見えない。」というのです。ブッダのこの考えは初め、周囲からはバッシングを受けたそうです。「お前は苦行に屈し、悪魔の誘惑に負けただけだ」と。しかし、ブッダは徐々に共感者を得て仲間を増やし、ついには悟りを開いたそうです。
バランスを意識して子育てをしてみてください。
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