少ない物ですっきり暮らす 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー

2016.10.13 (木)

 

 

シンプルで物が少ないミニマリストの生活がどんなに素敵か、という本です。

 

著者はミニマリストでありブロガーの方です。著者はミニマリストについて「本当に大切なもの以外を削り、自分が大事にしていることに全力を注げる人」と定義しています。物が少ないというのは結果であり、表面的な物にすぎません。大切なのは「重要なものに全力を注ぐ」という考えであり、そこがコアな考えのようです。

 

著者は、ミニマリストのメリットについて「センスがいらなくなる」、「なくし物がなくなる」、「掃除が簡単になる」、「いつでも人を呼べる部屋になる」、「迷うことが減る」と主張しています。

 

シンプルなものはよく見えるし、ものが少ないと部屋が片付くし、少ない労力できれいな家を維持できるし、急な来客にも対応できるし、という事です。最後の「迷うことが減る」とは、「たくさんから一つを選び取るというものを減らす過程で、一つの価値観が定まり、選択の物差しができる」という事のようです。

 

 

我が家では、私は比較的ミニマリストですが、私以外はものを取っておきたがる性格です。「捨てるくらいなら」とか「値段が高かったから」と言って、捨てることを「悪」と考えているようです。家族で住んでいる以上、なかなか理解はむずかしいです。

 

各家庭にそれぞれ事情があるので完全にミニマリストになるのは難しいと思いますが、それでもこの本を読むと、シンプルな生活に影響されます。私はこの本を読んで、ものを捨てることにより一層の後押しをもらえた気分です。

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