小学生の子どもが万引きしたら、親としてどう対応しますか?(2)
その後の子どもへの対応は、変えなければなりません。
保護因子と危険因子を意識します。保護因子は、大人との暖かく支持的な関係、学校への前向きな取り組み、遵法的な活動に取り組む友達、高いIQ、等です。
危険因子は、学業不振、反社会的な仲間、低い経済的地位、家庭崩壊、身体的特徴、虐待、厳格な・ゆるい・一貫しないしつけ、性別(男)、等です。
小学生の児童にとっては、特に家庭環境が重要です。非行に走る子どもの多くは、家庭環境が複雑です。家庭環境の要は、夫婦仲です。夫婦仲が良ければ子どもは安定します。夫婦仲が悪ければ子どもは不安定になってしまいます。夫婦仲が悪いと、どうしても子どもに影響が及んでしまいます。
親が子どもの精神的な安全基地になれるようにならなければなりません。安全基地となれれば、子どもは精神的に落ち込んでもはい上がれます。安全基地があれば、悪い誘惑があった際に親の顔が浮び、悪い欲望を抑制します。安全基地があれば、子どもは冒険やチャレンジがしやすくなり、自立しやすくなります。「何があっても◯◯の味方」という安全基地になれるよう、努力します。
ですがそれは、甘やかすことではありません。バランスが重要です。母親の愛情と、父親の厳しさや冒険心や遊びこごろ、両方あって健全な育成が出来ます。子どもの育成に母親の愛情は不可欠ですが、それだけではまだ足りません。父親が関わってバランスよく子育てすることが重用です。もし片親しかいない場合は、代わりに父親役、母親役になる人(祖父母など)がいればいいです。
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