お父さん、お母さんが子供に教える将棋入門 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー
子どもが将棋に興味を持ちました。理由はわからないのですが、とりあえず将棋に興味を持ったようです。将棋というと「礼儀」「勝負勘」「先を読む」などが連想されます。私も子どもの頃にやっていた経験があるので、「ならば」と思って教えようと思いました。
が、はてさて何から教えたらいいのやら。私が将棋を覚えたのは小学校の高学年で、もうちょっと後の方でした。小学校の授業で週一回のクラブ活動の時間があり、私はそこで将棋クラブに入り将棋を覚えました。自分で本を読んで、駒の動かし方やルールを覚えた記憶があります。
まだ本を読むに至らないような子どもが将棋を覚える場合、どうしたらいいのでしょうか。何か自然に将棋を覚えて、将棋を受け入れてしまう都合のいい方法はないかと思ってアマゾンをのぞいてみると、うってつけのタイトルの本を見つけたので買ってみました。
本書を読んで思ったのは、やはり将棋を教えるには、一つ一つの駒の動かし方とルールを教えるしかないのだということです。歩の動き方、飛車の動き方、金の動き方、まずは一つ一つの駒の動かし方を覚えることです。
駒の一つ一つの動かし方を覚えれば、将棋は覚えたも同然ですし、覚えなければ将棋になりません。子どもに将棋を教えるお父さんお母さんを対象にした入門書で、一番初めの章が駒の動かし方なのでそうなのでしょう。
しかし本書を読み、子どもへの将棋の教え方が見えてきました。「何かいい方法はあるか」「近道はあるのか」と思っていましたが、いい方法も近道もありません。駒の動かし方を一つ一つ教えることです。
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