非行を防ぎ、素直な子どもへ

男性的価値観が、子どもが非行に走るのを促します。男性的価値観とは、強さや、暴力や、アウトローにステータスを感じる価値観です。

夜中にバイクで爆音で走行したり、コンビニでたむろしたり、広いパチンコ店駐車場に高級車で集合したり。子どもが夜中にこの様な行為をしているのを見ると、男性的価値観について否定的になります。

確かに男性的な価値観は、社会にとって有益な面もあります。

強さを求めるから競争が生まれます。分かりやすいのはスポーツです。キックボクシングや柔道などの格闘技が強さを求めるのはもちろんですが、サッカーやバスケットボールや野球も、相手よりも強くなることが美味さの原点にあります。強さを求めるから、スポーツの魅力があるのだと思います。

常識にとらわれないからこそ、自由な発想が生まれるのだとも思います。周りの言うことをなんでも受け入れる「いい子ちゃん」や「イエスマン」では、新しいものを生むことができません。否定して、疑いを持つからこそ、今の生活に欠かせない革新的な商品があるのだと思います。

ですが、男性的な価値観が、犯罪や非行を生みます。暴行や傷害は、男性的な価値観の乱暴な面が色濃く出た犯罪です。

目立ちたい面が色濃く出たものが、集団での暴走や、たむろする行為です。特に子供は、安易な手段で目立とうとするのです。

非行や犯罪を社会からなくすには、男性的な価値観から抜け出さなければなりません。強さや暴力やラグジュアリーに価値を感じることをステータスだと考えず、むしろ幼い恥ずかしいことだと思った方がいいでしょう。

男性的価値観は、チンピラや非行少年でも求める幼いものです。幼い価値観から抜け出すべきなのです。