近所の子どもがうるさいんですが警察でなんとかしてくれますか
「隣の部屋の音楽の音がうるさい」とか、「近所で子どもが遊んで騒いでいる」という、「音」に悩まされる苦情はよくあるものです。騒音苦情と言いますが、多くの人が近所の「音」に悩まされているようです。
解決が難しい問題の一つです。というのは、「常識の範囲」という線をどこに引くかが難しいからです。どこまでが生活する上で出てしまう致し方ない音で、どこからが注意すべき騒音になるのか。どこまでが我慢すべき音で、どこからが相手に注意をうながす事ができる音なのか、の判断が難しいのです。
人それぞれ感覚が違いますし、各家庭で置かれている状況も違います。例えば精神的な病気をわずらっていて、人よりも敏感になっている人もいます。夜中に出勤しなければならない仕事を持っている家庭では、夜中にゴソゴソする音が出てしまいます。
世代によってもとらえ方が異なるでしょうし、地域によって許容範囲も違うとはずです。例えば子育て真っ最中の世代は、子育ての苦労が直にわかっているので、子どもの出す音に対しては比較的寛容的です。工場地帯、商店街、住宅街など、それぞれ地域で許容できる音も違うはずです。
アドバイスとしては、生活音に関しては、近所と仲良くなることです。生活音は隣や上の階、下の階など、ごく狭い範囲で発生する事がほとんです。隣近所とは顔見知りになり仲良くしましょう。
相手を知らないから「うるさいなぁ」と生活音が気になりますし、相手を知らないから自分が出す音に対してどれくらい迷惑が掛かるか想像できないのです。仲良くなり、相手を想像できるようになれば、相手の立場もわかりやすくなります。
子どもたちが遊んで騒ぐ音や声に関しては、できれば寛容的になってほしいものです。もちろん、たむろしている等の不良グループによる騒音は注意するべきであるケースも多々あります。
しかし、子どもたちが遊んでいる中で出す音には、特別に注意をするものではないと思います。我慢するべきというわけではありませんが、とらえ方の問題だとも思います。お年寄りばかりの閑静な住宅街か、子どもの活気がある騒々しい住宅街か、ともとらえられます。
解決が難しい問題ですが、相手を想像できる力や寛容さが求められます。
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