非行を防ぎ、素直な子どもへ

子どもを非行に走ることなくには、頭を柔らかくすることが必要です。自分以外の人間の価値観を理解できなかったり、自分とは違った考えの人間がいることを快く思わなかったり、非行に走る子どもとは、そんな狭い世界を生きている子どもたちなのです。

不良少年は、ある一定の範囲の世界しか知りません。自分たちの世界が全てだと思っています。「井の中の蛙大海を知らず」とは、まさに彼らにこそ与えられる言葉なのでしょう。片寄っている自分たちの考え、価値観、住んでいる世界だけを知っており、それ以外が存在していることを知らないのです。

だから、他人に対して攻撃的になります。不良でない人間が目の前に現れた際に、彼らは笑われた人間に攻撃的になるでしょう。それは、異世界から来た人に対して接しているような気分だからなのでしょう。こちらは、彼らのような人間がいることを理解できても、彼らはこちら側の人間を理解できないのです。

ですので、子どもが非行には知らないようにするには、視野を広げる必要があります。多くの経験を積み、多くの違う価値観の大人たちや子どもたちと触れ合い、本を多く読んで、いろいろな世界が世の中にはあることを知ってもらわなければならないのです。

油断していると、子どもは非行に走ります。それは、不良のような価値観が強いからです。相手を威圧したり、攻撃的になったり、反発したり、不良少年特有の世界は、子どもたちを引きつける力が強いのです。それは、人間のエゴそのものだからだと思います。

子どもを非行に走らせることなく成長させるには、頭を柔らかくして、視野の広さを育むことです。。