子どもの非行対策・防止

 

1 子どもが非行に走るのを防ぐために押さえることとは

 

 

男性的な価値観からの脱却です。「男性がステータスを感じること」から抜け出すことができれば、子どもが非行に走るのを防ぐことができます。

 

 

「子どもは周囲の大人の影響を受けやすい」「非行とは子どもの犯罪である」

 

 

この2点を考え、子どもが非行に走るのを防ぐには「男性的な価値観からの脱却」が必要だと思うのです。

 

 

アウトローや、暴力や、強さにステータスを感じることです。真面目に勉強したり、周囲のいうことを受け入れたり、決まりを守ったりすることに対して反発する気持ちです。この気持ちが、大人であれば犯罪を招き、子どもであれば非行に走る原因になります。

 

 

子どもの周りにいる大人が、この価値観から抜け出さなければなりません。

 

 

確かに人間であれば、周りに反発する気持ちは、成長する中で必要なものだと思います。社会には、反発する精神から生まれたクリエイティブなものが溢れています。

 

 

ですが、反発することを必要以上に礼賛したり、モラルやマナー以上に決まりを破ることにステータスを感じることが行き過ぎだと思うのです。

 

 

特別に反発することを推奨しなくても、子どもが成長する過程で反発するのであれば自然と反発します。必要以上にアウトローを推奨することが、超えてはならない一線を越えさせ、犯罪や非行を招くのです。

 

 

この暴力や強さを好むことは、女性よりも男性に多い価値観だと思います。

 

 

「暴力」や「強さ」はわかりやすいところですが、私は「ラグジュアリーを求める価値観」も脱却すべき男性的な価値観だと考えます。車やバイクなどの高級なものは、暴力や強さを内に秘めたものが多いからです。

 

 

子どもが非行に走るのを防ぐのに押さえておくべき考えは、「男性的な価値観からの脱却」です。

 

 

2 寛容的であること

 

子どもの非行を防ぐための環境は、寛容的であることです。他者に攻撃的にならず、罰しようとせず、許せることです。

 

 

人が寄ってきた際に、その人がたとえ自分にとってそれほど利益にはならなくても、その人がたとえ自分にとってマイナスであっても、罰しようとせずに許せることが寛容的であることです。

 

 

結果的に寛容的な人の周りには、多種多様な人間があふれます。子どもが非行に走らず素直に成長するには、多種多様な人間が必要なのです。たとえ子どもが非行の兆しを見せたとしても、子どもに変化を与えられるからです。

 

 

子どもに変化を与えるには、閉鎖的な環境ではなく、開放的な環境が必要です。オープンにして、来るものを拒まず、人の受け入れを許容する寛容さが必要なのです。

 

 

環境が閉鎖的では、人間関係に歪みが生じます。人間関係には常に歪みのリスクが伴います。常に歪みを生じさせないように、またはすぐに生じた歪みを無くせるような環境を用意しておくべきです。それが寛容さから作られる、開放的な環境なのです。

 

 

昨今はインターネットの発達により、「罰するに値するかどうか」「法律に違反するかどうか」が誰でもすぐに調べられるようになりました。その結果、違反になるかどうか曖昧なグレーな部分は認められなくなっています。グレーな部分は黒として対処しなければならないのが、今の社会の風潮です。社会が不寛容になっているのです。

 

 

ですが子どもの非行を防ぐには、寛容的な環境がなくてはなりません。他者を許さず受け入れずでは、子どもにも変化を望めません。非行の兆しを見せた際に、それまでと子どもに違う環境を提供できる柔軟さが取れないからです。

 

 

子どもの非行を防ぐには、寛容的な環境が必要なのです。

 

 

3 子どもへの愛情を忘れない事

 

 

子どもへの愛情を忘れないと、大抵の事はうまく行きます。子どもへの愛情があると、「何が子どもにとって必要か」「どうすれば子どもが幸せになるのか」という事を考えるようになります。本やネットなどを使って情報も集めます。頭がそういう情報を自然と集めるようになってきます。だから子どもにとって必要な事、子どもにとって幸せな事を、与えられるようになるのです。当然、子どもは非行に走る事なく伸びる幸せに生きる方向へ伸びます。

 

 

子どもにとっては、家族の愛情をもらえないというのが、一番不幸ですし、非行に走る原因にもなります。

 

 

子どもの成長に対してなんの興味もなく、どうなってもいいと家族が思っているのなら、子どもは非行に走っても不思議ではありません。どちらかというと非行に走るでしょう。子どもに幸せな人生を歩んで欲しい、まっとうな人間になってほしいと思うからこそ、躾けやマナー、規律についてうるさく言うのです。子どもに興味がなかったらうるさく言わないので、当然子どもは楽な方へ、自分の欲望に沿って成長します。ゆえに非行に走りやすくなります。

 

 

非行防止、非行対策の一つ目は、子どもに愛情を忘れないことです。

 

 

4 大らかであること

 

 

楽観的で、細かい事にこだわらず、小さい事を気にせず、何事も大らかに笑い飛ばせる様な家族。器が大きくて、寛容的で、「なんとかなるさ〜」という感じです。

 

 

細かい事を気にしていると、些細な事でも気になってしまいます。

 

 

例えば習い事。子どものためを思うと、習い事をさせたくなります。多様な価値観があふれているこの時代、何が一番かなんて誰にもわかりません。そんな社会では、多様な経験を子どもにさせる事が重要になってくると感じられます。将来、何が起こるかわからない。だから多様な選択肢を用意して、世界の幅を広げおくという考えです。

 

 

だけど、習い事を習わせる事自体が目的になってはいけないということを、頭の隅に置いておかなくてはなりません。

 

 

多様な経験をさせたいと親が思って子どもに習い事をさせても、子どもは非常に天邪鬼です。親が敷いたレールの上なんて走ってはくれません。「やりたい」と言って始めた習い事だって、1日で考えが変わってしまいます。その思考回路は、我々大人になってしまった者には理解不能です。

 

 

でもせっかく月謝を払ってしまっていますし、何より親としてはもう「習わせる」という事で頭の中がいっぱいです。その習い事をしている子どもの姿を思い浮かべ、子どもが習い事をしている生活を思い浮かべ、その習い事で子どもが将来チャンスをつかむ姿を思い浮かべ、子どもが習い事に行きたくない事を頭から否定してしまいます。習い事に行きたがらない子どもにイライラしてしまいます。

 

 

ですが、子どもが嫌がっている習い事は、星の数ほどある習い事の中の一つです。それがたまたま子どもに合わなかっただけです。嫌ならやめるのも十分に選択肢であるはずです。それより習い事に行かない事で子どもを怒ったり、家族間がギクシャクしたりする方が、よっぽど子どもにとって害悪であるはずです。

 

 

例えば躾け。躾けというのも愛情の証です。子どもに「立派な」人間になってほしいと思うと、ついつい口うるさく言ってしまいます。ついつい子どもの細かい行動、言葉遣いも気にして注意してしまいます。

 

 

子どもにとっては、それがストレスになることも当然あります。「家では細かいことまでグチグチという家族がいる。家よりも学校の友達と一緒にいるときのほうが楽しい。悪いことをしてふざけ合ってたときのほうが楽しい。」となるのも当然です。そんなときは、ワルの先輩が魅力的に見えてしまうのかもしれません。

 

 

家族には愛情の微妙なさじ加減が求められるのでしょうが、非常に難しい部分です。

 

 

だから大らかさが必要なのです。非行に走らないように意識した子育てがかえって逆効果かもしれませんし、外部の要因で非行に走らないとも限りません。子育ては親の意図しない結果が出てくる事もあると割り切り、それを笑い飛ばせる様な寛容さが必要なのです。

 

 

習い事だって、今は嫌がってもすぐに嫌じゃなくなるかもしれません。躾けだって、いつ子どもがやってはいけない事とやってもいい事の区別を意識するかわかりません。いつ、子どものやる気スイッチが入るかなんて、わからないのです。もしかしたら入らないかもしれませんし、もしかしたら明日入るのかもしれません。どちらにしても、家族が細かい事を気にせず、気楽にゆるく、ストレスフリーで生活することが、子どもにとっても好影響なのです。

 

 

たとえ非行に走ったとしても、それにつられて神経質になってしまっては悪循環です。そこでこそ大らかさが必要です。

 

 

たとえ非行に走ってしまったら、それはそれで神経質になりすぎないで、待つ事です。子どもに対する愛情を忘れないで、非行から立ち直る術(すべ)を学びつつ、だけど待つ。いつ入るかわからない子どものやる気スイッチを待ってやれる寛容さが必要なのです。

 

 

5 いじめ防止・対策

 

学校制度が自由になることです。学校に行ってもいいし、行かなくてもいいし。そうなればいじめは無くなります。

 

 

「人間関係がうまく行かないけど勉強はしたい」なら、他の機関を頼ってもいいし。何か「俺はこれだ!」っていうくらい好きなものがあるなら、それ専門の教育だけを受けてもいいし。そんな社会です。

 

 

いじめは人間関係の歪みによって生じます。自分の好みでもないでもない人たちと無理に箱の中に押し込められた結果、歪みが生じるのです。倫理的に間違っているとわかっていても、暴力を振るったり、陰口を行ったり、無視したり、仲間外れにしたりして、その場の空気にみんなが流されます。

 

 

「学校は卒業しなければならない。」「学校に通うことは最低限の社会性を育む上で必要。」「みんなが学校に通っている。」このような考えがまだまだ社会を支配しているので、無理に子どもが学校へ通います。特にこのような考えは、年上(周りのオトナ)の方が強いはずです。

 

 

嫌いなら距離をおく。自分に害が及ぶようなら付き合わない。他に魅力的な場所があるならそちらを選ぶ。没頭できるくらい好きなものがあるなら、それに打ち込む。そのような制度を実際に作り、そのような自由な選択が可能であることを、周りのオトナたちが共有することです。

 

 

このような生き方ができる社会になれば、無理に人と付き合う必要も無くなります。暴力を振るったり悪口を言うような者からは人が距離をおくので、そのような行為もなくなるはずです。

 

 

いじめを防ぐ効果もあるし、いじめに対する対処の効果もあるのです。

 

 

それぞれの好みにあった、いろいろな生き方が選べる社会がいじめを無くします。流動的な教育制度が日本にあればいいんです。行ってもいいし、行かなくてもいいし。途中でやめてもいいし、途中から入学してもいいし。両方やってもいいし、それぞれを美味しいとこどりしてもいいし。

 

 

既存の教育制度の改革、ITのフル活用、それらを実行する勇気。そんなものが求められます。

 

 

いじめを防ぐには、学校制度が自由になることなのです。

 

 

6 非行を防ぐために子どもに促したい3つの行動

 

 

(1)非行を防ぐためには広い視野

 

 

子どもの非行を防ぐには、広い視野を身につけることが必要です。非行に走っては、人生の限りある時間を無駄にすることになります。子ども自身が自分の時間を有効に使うためにも、広い視野を持つことが必要なのです。

 

 

自分の周りの狭い範囲で生活していては、狭い範囲にあるものが世界になってしまいます。ですが大抵、興味が湧く対象であり、なおかつ人生において有利なものとは、自分の周りにはありません。遠くまで行って探した先にあるものです。

 

 

広い視野を身につけるに子どもに促す3つの行動とは、多様な人間関係、多様な経験、読書習慣の3つです。

 

 

(2)多様な人間関係

 

 

多様な人間関係とは、色々なイベントやコミュニティに参加することです。自分とは違う考え、自分の家族とは違う価値観、自分の周りにはいない年代の人。そんな人たちと接し、話して、多様な人間がいることを認識することが、視野を広げます。

 

 

人間は面倒臭がりなので、油断していると、どんどん人間関係は狭くなっていきます。居心地のいいコミュニティにしか顔を出さなくなります。自分が居心地がいいと感じる外のコミュニティにも参加し、多様な人間と接することが必要なのです。

 

 

(3)多様な経験

 

 

多様な経験とは、旅をしたいり、習い事をしたりです。遠くに行けば、それだけで違う世界を感じることができます。街並みや周りの景色がいつもの日常と違うだけで、「自分の住んでいる世界の外にも多様な世界が広がっている」ことを実感できます。

 

 

習い事にしても、まずは浅く広くがいいのではないでしょう。習い事は、習い始めが最も伸びる時期です。芽が伸びる範囲を限定せず、広大な土地に芽を次々に育てれば、視野が広がるでしょう。

 

 

(4)読書習慣

 

 

読書習慣は、最も手身近に視野を広げることができる方法です。人と会うようなわずらわしさや、遠くまで行く面倒がないのです。本を開けば、手の中でいくらでも外の広大な知の世界に踏み込むことができます。

 

 

読書は習慣にしてこそ、本領を発揮します。何年もかけて本を読み上げれば、積み上げた本はアナタの頭の中に、知識という価値を蓄積することになります。多くの問題の答えは、本に書いてあるものです。読書を習慣にすれば、突き当たる問題に解決策を提示することができるようになるのです。

 

 

 

 

 

子どもの非行を防ぐには、視野を広げることが必要です。そのために、多様な人間関係、多様な経験、読書習慣が必要なのです。子供だけに口を酸っぱくして言っても、押し付けにしかなりません。まずは周りの大人が、これらを身につけるのがいいでしょう。

 


 

「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
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怒りっぽさが優しさに、
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

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