2035年の世界 〜 非行防止の子育てや原因・家庭環境・少年の心理を探る

2016.02.24 (水)

 

最近はまっている、高城剛氏の本です。

 

この本は、未来を予測した本です。

 

身体科学、科学、移動、スタイル、リスク、政治、経済、環境の各分野について、著者が予測する未来が100個、紹介されています。

 

その中で、デザイナーズベイビーという項目があります。

 

2035年よりも先になるけれど、「将来、このように育つ赤ちゃんがほしい」という親の要望に応え、遺伝子を操作された赤ちゃんが社会に出てくるというものです。

 

今日、社会では早期教育が目立っていますが、これを突き詰めると、デザイナーズベイビーに突き当たります。生まれた後にお金を掛けて教育するよりも、最初から理想とする適性遺伝子を持った赤ちゃんを産んだ方がメリットが大きいというのです。

 

これに伴い、著者は「遺伝子マーケット」も出現すると予測しています。有名人の遺伝子や、トップアスリートの遺伝子などが、売買されるマーケットです。

 

遺伝子の闇市場もあって、鑑定書付きの遺伝子は高値で取引される一方、鑑定書付きでない遺伝子は安く手にいれることもできる。ニセモノであるリスクをとるか、お金を払って鑑定書付きの遺伝子をとるか。

 

また、遺伝子の解析を請け負う職業も出てくると予測しています。闇市で手に入れた遺伝子が本物かどうか解析する職業のことです。

 

 

2035年の世界となっていますが、十分に私が想像する未来の範囲を超えて書かれており、だけど現実的にも感じられ、微妙なバランスをうまくとっています。

 

私たちの子どもは将来、デザイナーズベイビーと共存しなければならないとなると、なんとも心強いというか、申し訳ないというか・・。

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: 2035年の世界 〜 非行防止の子育てや原因・家庭環境・少年の心理を探る

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@konokoe.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP