非行・いじめの挫折を防ぐために効果的・確実な方法とは

2016.02.23 (火)

私が小学生の頃、いじめを受けていたときに「お父さんやお母さんは悲しむだろうな」という事をよく思っていました。

 

「学校でいじめられているなんて知ったら悲しむだろうな」「いじめているのは、実は仲の良さそうな◯◯君だと知ったら悲しむだろうな」「もし自殺したら悲しむだろうな」「いじめられている様な子どもで悲しむだろうな」

 

「飛び降りたらどうなるんだろう」と思った事もありましたが、その度に「お父さんお母さんは悲しむんじゃないか」との思いが頭をよぎり、ブレーキを掛けてくれました。

 

だからなんとか挫折する事なく、いじめられていた時期を乗り越えられたのだと思います。

 

非行も同じなんだと思います。非行にブレーキを掛けてくれるのは、「親は悲しむだろうな」との思いです。親の気持ちを想像することで、自分にブレーキを掛けることができました。

 

万引きしそうなきとき、年下に暴力を振るうとき、自分の心の中で黒いものが頭をもたげるとき、親の気持ちを想像することが、ブレーキになります。

 

だから、子どもが挫折・非行しないようにする予防策としては、子どもに愛情を注ぐことが効果的だし、確実な方法なんだと思います。

 

最近、中学生ですが、万引きした子どもに「万引きする直前、何を思ったのか」と聞いてみたら、「親との日常が頭に浮かんだ」様な事を言っていました。「万引きをして捕まってしまったら、親と過ごしていた日常がなくなってしまうかもしれない」という意味だと思います。

 

愛情の積み重ねが効果的・確実にブレーキを掛けます。

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