子どもを非行に走らせないために、家族が身につけるものとは
子どもを非行に走らせないために、家族が身につけるものは社会性です。
子どもを非行に走らせずに育てるには、愛情と寛容さが必要だと思っていますし、コラムで何回かそう書いたことがあります。子どもに一番、影響がある家族が子どもに愛情を持たないと、子どもの社会性は育たないという意味です。
以前、インターネットニュースで、強盗容疑で逮捕された母子の話を見ました。女性が路上で飛び蹴り等の暴行を受け、財布を盗られた事件です。この事件の犯人として逮捕されたのは、たしか中学生か高校生の男の子で、母親の指示を受けて強盗をしたそうです。
母親は息子に「捕まらないように気をつけて」等と気を使いながら指示していたそうで、そのニュースの見出しには「ゆがんだ親子愛」など書かれていました。
このニュースを見て思うに、親の愛情があっても、子どもが非行に走るかどうかは親自身の社会性に左右されてしまいます。家族が社会性を持って子育てしましょう。
ところで強盗と窃盗は、犯行時に相手に怪我をさせたかどうかの違いがあります。例えば万引きは窃盗ですが、犯行時に警備員や店員に怪我をさせていれば強盗になります。
逃げる時には気持ちが焦って周りが見えなくなります。怪我をさせるつもりがなくても、捕まりそうになって自分の手を振り回したり、相手の手を無理にほどこうとしたり、相手を押しのけたり。相手に怪我をさせてしまう可能性は十分にあります。
「たかが万引き」や「万引きくらい」と軽く考え、物を盗んでしまうと、「強盗」という犯罪に発展してしまうのです。
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