非行の兆しを見せた少年と会話をする方法とは
非行少年の興味や関心のある事を見つけることです。
よく、「共通の話題を見つけると会話が盛り上がる」とは言いますが、共通の話題なんてのは、都合よくあるものではありません。なので、非行少年が関心がある事に自分も関心をよせ、相手に話をさせます。
非行少年は、反省させようとして非行事実について聞いたり、説教しようとしても、耳を貸しません。反発したり聞き流したりです。
そんな時は、まず非行少年と仲良くなる事から始めます。雑談の中で相手が関心があるものを見つけ、それについて話をさせるのです。自分は、その事に関心がある振りをして、「もっと聞きたい」「もっと話して」という風に持っていきます。
非行少年は、自分が関心があるものに対して、同じく関心がある人を悪く思いません。自分と同じ価値観を持っていると思い、心を許します。非行事実について聞いたり、説教をするのはその後です。少しでも心を許してもらえれば、こちらの話に耳をかたむける度合いは全く違うものになります。
スポーツ用品店で万引きをした中学生数人と話をした事があります。始め、彼らはこちらの話を全く聞かず、自分たちだけで盛り上がり、反省の色はまったく見せませんでした。
しかし、スケボーのウィールを万引きした事から、スケボーに関心があると考え、スケボーの話に切り替えたところ、「いつもは◯◯で練習している」「もっとうまくなるために◯◯を練習している」などと、自分たちの事を話すようになりました。
そこで、十分にスケボーについて話をさせた後、「せっかくスケボーを練習しているのに、万引きなんかしていてはもったいない」という方向に持って行ったところ、反省を促す事ができたのです。
非行少年らの、興味や関心がある事を見つる事が、会話の成立につながるのです。
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