子どもは親の期待どおりにならない件
子どもというのは、本当にあまのじゃくです。5歳の長男が突然、「僕はサッカー選手になる!」と言い始めました。
「スポーツ選手になれるのは、ほんの一握りの人間だけだから、なれるわけがない」とか「スポーツよりも勉強で生計を立ててほしい」とか「5歳児の将来の夢は、どうせ変わる」という様なことを言いたいのではありません。
うちの長男は「家族でサッカーをして遊んだことはない」し、「テレビでサッカーを見たこともない」のです。それなのに「サッカー選手になる」と言っていることが、私には微笑ましくも不思議でしょうがないのです。
おそらく保育園の友達と遊んでいて、影響を受けているのだと思います。
私はサッカーは素晴らしいスポーツだと思います。これほどまでに愛国心をくすぐるスポーツは他にありません。国という枠組みでより上を目指す際の、国民の一体感は、他のスポーツの追随を許さないほどだと思います。
しかし、私はサッカーにあまり馴染みがなく、私自身「皆がサッカーをするなら、他のスポーツを・・」と心のどこかで思っていたのも事実です。家族も同様です。長男も週に一回、他のスポーツで汗を流しています。
なので、わざわざ週に一回練習しているスポーツよりも、家族の誰も馴染みのないスポーツをあげて「スポーツ選手になる」と言っている事に、「やっぱり思いどおりにならないな」という若干、あきらめの様な感覚を感じるのです。
子どもはどこから影響をもらってくるか予測がつかず、親の期待どおりになりません。まさにあまのじゃくです。
関連する投稿
- 日本語文章を書く際の注意点とは。AERAのムックで大御所連中が言っていたこと
- 親は教育ハラスメントに気づくべきだ。9年浪人するという妄信
- 岸辺露伴から教わったリアリティーの話。文章と言葉に説得力を持たせる方法
- 権威の否定。プロとして仕事をするよりもアマチュアの方が尊いという話し
- アドバイスでなくてユーモアを提供しよう
現在の記事: 子どもは親の期待どおりにならない件