イライラを抑える方法について

2019.07.28 (日)

イライラを抑えるには、アナロジー思考が役立ちます。アナロジーとは類推のことで、似たような種類のものから推測することです。例えば、仕事をしてると初めて経験ってたくさんありますよね。初めて一緒に仕事を子なければならない人たち。初めて仕事をする場所。初めて仕事をする環境。そんな中でも、いちいち初めから仕事を教えてもらわずに、それまでの経験を生かしてこなせることもあります。過去の似たような経験を、目の前の初めての経験に当てはめて、自分の理解を助ける。そんな時に頭の中で行われているのがアナロジーです。

 

 

それとか、人に対して何かしら説明する時に、例え話を持ち出しますよね。相手にとって馴染みのないことを説明する際に、相手にとって馴染みのあることを持ち出して、「似たようなものですよ」と相手の理解を手助けするんです。これも、例え話を出す側の頭の中で行われているのはアナロジーです。似た種類の中から推測させるんです。

 

 

このアナロジーが、イライラを抑えるんです。というのも、アナロジーを使って「自分と似ているな」とか「自分も相手の立場だったら」と考えられれば、イライラは抑えられるんです。寛容的になって、悪いことをした相手を許せることができる。

 

 

この寛容さを身につけるのに、アナロジーが応用できるんです。「相手の身になって考える」「自分ごととして考える」など、これってまさにアナロジーではないでしょうか。例え話も、寛容さも、違うものをいかに綱かられるか、です。例え話は、初めての経験とすでに知っている経験を繋げます。寛容さは、相手と自分を繋げます。ともに違う場所にある遠いものですが、繋げることでメリットが生まれるんです。

 

 

この繋げる際に必要なのが、抽象化です。抽象化によって輪郭が薄くなり、幅が広がり、応用が利くようになるのです。ちょうど、水彩絵の具を水の中に垂らすようなものです。水彩絵の具はパッと水の中に広がって、水と同化してしまいます。

 

 

抽象化とは、「根本は何か」と考えることです。物事の枝葉を切り捨てて、幹の大事な部分だけを残すのです。例えばブルドックは犬であり、哺乳類であり、動物です。動物であれば、虫や魚とも一緒と考えることができるようになります。幅を広げて、同じとする範囲を広げることが抽象化になります。

 

 

骨組みだけ残すが抽象化でもあります。人間という生き物を線だけで表すこともできます。そうすると、自分も相手も同じになりはしないでしょうか。線で書いてしまえば、大抵の人間は、同じになってしまいます。そのようにして、「相手も自分も同じだ」とみなすのです。

 

 

アナロジーには共通点を見つけることが必要です。磁石で違う空間どうしが引き付け合うように、共通点を見つけることができれば、違うものどうしを「同じ」とみなすことができ、親近感で相手を許すことができるようになります。共通点を見つけるための方法が抽象化です。

 

 

「あいつもオレと同じだな」「あいつもオレと似たところがあるな」と思えるかどうかです。普段から、知識や経験を自分の頭の中にストックしておくとともに、それらをストックだけで終わらせないために繋げる練習をしておけばいいと思います。繋げる練習といっても、考え一つです。「何事も繋げられるものだ」と思って普段過ごすこと、それだけです。「あいつは理解できない」とか「あいつの行動は分からない」なんて思っていると、たとえストックが頭の中にあったとしても、それらが生きてきません。繋がらないんです。

 

 

自分の中にあるベースから、似たようなケースを相手に当てはめること。二つに違うものを繋げる能力。空間移動とかどこでもドアと似たようなものだと思います。スナイパーのように、遠くから相手を狙います。うまく相手に当たれば、相手のイライラも自分にとって腑に落ちます。

 

 

「オレも若い時はそんなだったな」「オレの家族にも似たような者がいるな」「これも子供の時は似たような感じだったな」なんて思うことが、相手を許すことになります。それが優しさであって、寛容さなのです。

 


 

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