あおり運転されるのを避け、交通トラブルを回避する方法とは

2017.11.23 (木)

あおり運転されたり、どこまでも付いてこられたり、交通トラブルに巻き込まれたりするのを防ぐには、「相手に譲る」ことです。

 

 

車を運転していると、他の車とぶつかりそうになることが、よくあります。「ぶつかりそうになる」までいかなくても、どっちが先に行ったらいいかわからなくなったり、近くの車がどの様に動くのかわからなかったり、ムッとする運転をされたり、です。

 

 

そんな時は、対応を誤るとトラブルに発展することがよくあります。運転は、非常に感情がぶつかりやすい物です。運転手同士は、お互いに直接会話しているわけではないので、コミュニケーションが取りづらいのです。

 

 

そんな時は相手に譲りましょう。お互いにお見合い状態になった場合でも、ムッとする運転をされた場合でも。相手に優先的に動いてもらい、自分は一歩引いた対応を取る様に心がけましょう。それでトラブルは回避出来ます。

 

 

相手に譲る際のポイントは、「道路交通法上、自分が正しくても」です。

 

 

例えば、信号の無い十字路交差点で「どっちが先に行くか」でお見合い状態になった時でも、自分が直進でも相手に先に行ってもらいましょう。商業施設の駐車場で車を駐車スペースに入れようとして予測困難な車の動かし方をしている運転手がいたら、終わるまで待っていましょう。急な割り込み運転をされそうになったら、入れてやりましょう。

 

 

私自身、交通トラブルの現場に行ったことは何回もありますが、大抵どの人も「自分は道交法上、間違った運転をしていない」「道交法上は自分が優先だ」という趣旨のことを言って、正当性を主張します。

 

 

ですがトラブルになっている以上、いくら法律の上で正しい運転をしていても、社会的に正しいとは言えません。

 

 

トラブルやケンカの当事者になると、頭に血が上って相手の立場を考えられなくなっているので、「自分が優先で、相手は自分に従うべき」という考えしか頭に浮かばないのです。客観的にトラブルになった状況を思い返すことができなく、主観を除いた判断ができないのです。

 

 

「自分が法律上は正しい」という趣旨を言う人ほど、トラブルの状況を主観でしか見ておらず、第三者的に思い出すことができないのです。

 

 

「自分が正しい」と言う考えを曲げない人ほど厄介なものはありません。「法律的に間違っていない」というのは、ケンカやトラブルで相対している際には、何の後ろ盾にもならないと思った方がいいでしょう。

 

 

確かに「道路での優先順位を理解している」のは、うまいドライバーかもしれませんが、「トラブルになる様な事態を事前に避けられる」のが、その上をいくドライバーです。

 

 

交通トラブルを回避するには、「法律的に自分が優先だと思っても相手に譲ること」なのです。

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