相手との共通点を見つける際の注意事項

2019.08.27 (火)

アナロジーについて話してきました。犯罪や非行をなくすには、イライラをなくせばいい。なぜなら、犯罪や非行とは人間関係の延長であって、イライラの最たるものだからです。イライラをなくすには相手と仲良くなるのが近道です。では相手と仲良くなるにはどうすればいいのか。そこに登場するのが、アナロジー思考です。目には見えない相手の価値観を想像する方法です。

 

 

自分(既知)をベースにして、ターゲットである相手(未知)の頭の中を連想します。アナロジーの基本は、共通点を見つけることです。既知を足がかりにして、未知を既知に変えるのです。相手と自分の共通点を見つけることができれば、相手と仲良くなることができます。出身校が同じだったり、同じ境遇だったり、同じ趣味だったり、似たところがある者どうしは、仲良くなりやすいのです。共通点を見つける方法は、抽象的な視点を持つことです。具体的に細部にこだわることなく、なんとなく世の中を見渡すことです。具体的にはっきりしているものの境界が厳密なのに対して、抽象的で曖昧なものは、境界もずさんです。混じりやすいのです。相手と自分を重ねてみることができるのです。

ですが、このアナロジーや抽象化思考にも、注意点があります。おちいりやすい罠です。これらに注意していると、より深くまでアナロジーや抽象化思考を用いることができるでしょう。

 

あくまで想像であって、確実なものではない

まずは、あくまでも想像でしかない、ということです。こんなことを言うと身も蓋もありませんが、「確実にそうか」と聞かれると言葉に窮してしまいます。想像で相手と自分の共通点を想像して、想像で相手の価値観を見つけたにすぎません。間違えている可能性は十分にあります。ですが、「あくまで想像であって確実なものではない」ということがわかっているのなら、特段、気にすることではないでしょう。

 

 

というのも、確実かどうか、どんなに真実に近づいているのか、はあまり関係ないからです。実際のところと想像が合っていればそれに越したことはないのでしょうが、必要なのは「共通点を見る視点」であって、「確実な共通点」ではないのです。「これが共通点だ」と思って見ていれば、それが間違っていても問題ではありません。というか、それがあっているのか間違えているのか。どのくらい確実なのかは、自分にも相手にも分からないことで、検証が不可能なのです。相手の頭の中は自分には見えませんし、自分の頭の中は相手には見えません。

 

 

相手も自分も誰にも、他人の頭の中は見ることができません。そのような意味では、自己中から逃れられはしないのです。大事なのは、自己中であることに気づくことです。気づいて、近づこうと努力することです。確実なものは、自分にも分からないし、相手にも分からないし、誰にも分からないものなのです。

 

 

 

成功体験に囚われない

これもよくあることなのですが、うまく共通点を見つけられた、うまくイライラしない自分を作ることができたと油断していると、相手の価値観が変わっていたり、いつの間にかイライラする自分が領地を広げていたり、ということが往々にしてあります。

 

 

「うまくいった」とと思ってそればかり作っていると、途端に時代遅れになります。時代は泊まることなく進んでいるので、一回うまくいったからといって、それに固執するのではなく、絶えず変化が求められます。企業ではイノベーションのジレンマというのだと思います。

 

 

うまく売れると思ってそればかり作っていると、それは売れないものに変わります。「要するに何なのか」の幹の部分を抽出するのが抽象化思考ですが、一回抽象化した幹にこだわっていると、途端にそれは枝葉に変わります。抽象化して見えてきた幹ですが、見えるようになるということは、具体的になるということです。何回も使っていると、より具体的になります。一回一回「要するに何なのか」を考える必要があるのだと思います。

 

 

何事にも程度が必要です。よく使われる例えは、張られた弦だと思います。いい音色出すには、適切な張り具合が必要です。張られた弦がゆるければ、音自体が出ないでしょうし。かといって、きつく締め過ぎれば、今度は弦が切れてしまうでしょう。適切な張り具合が弦には必要なのです。

 

 

アナロジーや抽象化思考にも、適切な程度が必要です。「これはいい」とか「うまくいった」と思って油断して何回も使っていると、いつの間にか囚われてしまいます。「自由に囚われる」という矛盾がありますが、自由にこだわることもまた、自由ではないのです。「こだわりをなくす」にこだわっていては、「こだわりをなくす」ことになりません。「時々はこだわりつつ、だけど完全にはこだわらない」ような曖昧な態度が、どこまでも必要なのです。


 

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