手を上げて足を前に出すような具体性が必要〜スイッチ「変われない」を変える方法

2020.07.06 (月)

理性(象使い)と感情(象)、それと環境に働きかけて、「変われない」を「変える」に変える本。

 

 

象使いに方向を教える

1 ブライト・スポットを見つける

上手くいっている部分を見つけて真似るのだ。手本になる人がいれば「そこに道を開ける可能性はゼロではない」ということが証明されているようなもの。勉強しようとすれば教える人は必要だし、起業しようと思えばモデルが必要である。上手くいっている例を参考にして、自分なりのやり方を見つけよう。

 

2 大事な一歩の台本を書く

文章を書くときもそうなのだけど、「何から書いたら良いのかわからずに一文字も書けないままに時間ばかりが過ぎていく」という状況に陥るときがある。そんなときは、「とりあえず書くこと」である。書くことによって、徐々に「どんな風に書いたら良いのか」が見えてくるのだ。最初の一歩も踏み出さずにウンウン唸っていたって、「どこをどんな風にすればうまくいくのか」なんてわかるわけがない。

 

外から建物の中を想像しようったって、そんな事はできない。一歩中に足を踏み入れて初めて中の様子がわかるのだ。そうすれば「違うドアから入ればよかった」とか「別の時間に入れば良かった」と、足を踏み入れる前にはわかりようもなかったことがわかってくる。この失敗はしょうがない。なぜなら足を踏み入れる前には知りようもなかったことだから。一歩踏み出して初めて景色は見えてくる。大事なのは、踏み出しやすい、具体的な一歩目なのだ。

 

3 目的地を指し示す

「こうなっていたら」という理想の姿を思い浮かべることは重要で、それが歩を歩ませる大事な推進力になる。以前、マンガ「HUNTER×HUNTER」のハンター試験の中でクラピカが「ゴールがわかっていないから、体力の他に精神力も要求される」ということを競走しながら思っていた。

 

ゴールがはっきりしているかどうかは重要で、ゴールを明確にすることで逆算ができるようになるの。スタートからゴールまでを1つの枠のなかとしてとらえ、その枠に細かいメモリを刻めるようになる。そのためにはスタートだけでなく、ゴールのイメージも大切である。

 

象にやる気を与える

1 感情を芽生えさせる

アップルのマックブックを買うとき、細かいスペックを今までのノートパソコンと比較して、いかにマックブックの方が優れているかを見つけようとするよりも、ひと目マックブックの写真あるいはマックブックを使っている人の写真を見た方が心の芯に響く。その方が「買おう」という気にさせてくれる。

 

2 変化を細かくする

変化は細かい方がいい。なぜなら楽だから。一歩一歩の細かい成長を実感できると、確実に自分の成長を感じられる。メモリの幅が長いと、なかなか次のステージまで行くのがつらい。精神的に疲れてしまう。細かい変化を意識することで、精神的に疲れる隙を与えず、常に後ろに下がる一歩を踏みとどまらせる効果が期待できる。

 

3 人を育てる

僕は「自分を持っている人」に魅力を感じる。「自分はこういう人間で、周りとはこんな風に違う」だったり、自分の得意分野と不得意分野がわかっていたり。自分でそんな事を認識している人には、強さと優しさを感じるものである。

 

アイデンティティーが確立されている、あるいはしようとしていることだ。これにはセリフイメージの力も期待できる。自分で「こうなりたい」と想像することで、自然と体はそっちに進むもの。英語でいう「Fake it, till you make it」も、セルフイメージを強化するのが目的だろう。

 

道筋を定める

1 環境を変える

特に他人に対する場合だけど、僕たちは何かを変えようとしてうまく変えることが出来ないと、責任を「人」のせいにする。けれど、その人が変われないのは、環境の場合である事が多い。環境を変えてやる、というか整えてやる。ポイントは、「わざわざ〇〇してやる」である。ご飯を食べない子どもには、わざわざ箸を持たせてやる。口まで食べ物を運んでやる。自分の労力を使って相手のためにしてやることが大切だ。

 

僕たちは常にある社会集団に属していて、その社会集団の条件が、僕たちの考え方や感じ方を決定している。僕たちは思っているほど主体的にものを見てるわけではない。見せられているのだ。親と子、家族内でも年齢が違えば、違う社会集団に属していることになる。相手には見えていないのだ(それと同時に、相手に見えているものが自分には見えていない)。

 

2 習慣を生み出す

習慣にしてしまえば後は自動的に考えなしに動けるのだけれど、その習慣にするのがなかなか難しい。そこでうまく行動を習慣にする方法。「〇〇のついでに‥」である。「やらなければならないけど、やれない」という時にこれは有効だ。「買い物に行くついでにスーパーまで歩こう」とか「通勤のついでに一駅歩こう」とか。未来の状況を具体的にイメージする、という意味。

 

3 仲間を集める

仲間による集団心理を利用する。一人よりも、同じような目的を持ったものが複数いた方が心強いし、「自分ひとりじゃない」と思えることほど自分を支えてくれるものはない。前に「力士20人が川で溺れそうになった女性を助けた」という笑い話ニュースがあったけれど、集団心理は善きにせよ悪きにせよ、自分以外の力をブースターにして自分を推進させるいい材料になる。

 

 

 


 

 

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