非行を防ぎ、素直な子どもへ

子どもの非行を防ぐのに有利なのは、チームスポーツです。

子どもの非行を防ぐためには倫理観の他にリーダーシップが必要です。タチの悪い人間に影響されず、自分の倫理観をとおせる資質です。

このリーダーシップを育てるにはいわゆる「小さな成功体験の積み重ね」が必要なのですが、その小さな成功体験（リーダーシップ）を育てるのに、チームスポーツが有利なのです。

チームスポーツをすると、いやでもリーダーシップ経験をしなくてはなりません。決めたり、率先したり、指示したりです。練習内容、ゲームメイク、ひとつひとつのプレー、どんな練習をするか。どのチームスポーツも、リーダーシップがなくては成り立ちません。

もちろん一人競技でもリーダーシップを発揮する機会はあります。競技は一人でもチームとして活動する以上、練習の中では力を合わせなければなりません。

しかしチームスポーツでは、そのスポーツ自体にリーダーシップを発揮する機会が多分に含まれているのです。練習抜きにしてそのスポーツの中に入りさえすれば、リーダーシップを発揮する機会に恵まれるのです。

チームスポーツはリーダーシップを発揮しやすいのです。スポーツである以上、目的は相手に勝つ事です。その目的は皆んなが共有しています。ゲームの中で率先して自らが動いて、声を出して味方を動かして。

ですので、勝つためのプレーをとがめる人は誰もいません。

存分にリーダーシップを発揮できるのがチームスポーツです。皆んながそのスポーツにハマればハマるほど「勝ちたい」「上手くなりたい」気持ちが強くなり、リーダーシップを発揮しやすい雰囲気になるのです。

もちろんプレーするのが子どもである以上、その裁量は周りの大人次第です。子どもがリーダーシップを学ぶ機会を作るも失するも、コーチなど周りの大人次第です。

子どもの非行を防ぐのに有利なのは、チームスポーツです。