公共の場で小学生の子どもを注意していいのか

2016.07.04 (月)

公共の場など、多くの人が集まるところでは、お互いに利害がぶつかります。マナーの悪い小学生がいることもあり、危ない行為を注意したいと思う気持ちもわかります。

 

注意はしていいと思います。小学生や子どもに限らず、マナーの悪さなどは、相手が大人であれ子どもであれ注意すべきだと思います。注意できなくて、声をかけることができなくて萎縮してしまっている社会の状態は不健全だと考えます。

 

ただし、注意することには当然リスクもあります。まず「客観性があるか」です。公園やデパートやレストランなど、人が大勢いる場所では、お互いの利害がぶつかりがちです。そのような状況では、人は「自分が絶対的に正しい」と考えがちです。

 

ケンカやトラブルの仲裁をしてよく聞く言葉は「誰がどう考えても◯◯だろう」ですが、ケンカの当事者同士がおたがいにそう言って引きません。「誰がどう考えても◯◯だろう」とは、自分にしかあてはまらない事を理解しましょう。

 

次のリスクとして、「相手の親」があります。小学生など小さい子どもを注意するさいは、その子どもの親の存在を念頭におきましょう。親としては、自分の子どもが注意されて無条件に喜ぶ人はいません。そして親は子どもに対しては、極めて盲目的です。

 

親としては「子どもを注意した相手が正しい」と感じても、そこですぐに相手に「すみません」とはなりません。それが人間社会です。注意した側の粗探しも当然します。

 

それとリスクではありませんがもう一つ。子どもは注意しやすい存在であることも頭の片隅に置きましょう。子どもは体が小さく、いわゆる弱者です。注意すればびびって静かになることも多いです。アドバンテージは子どもと比べた場合、大人にあります。「相手が大人でも言えるか」ということを意識してみるといいと思います。

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