子育てもが楽しくなるかツラくなるかは、「繋げられるかどうか」にかかっている
何事も「繋げられるかどうか」であり、この繋げられることができるようになると、随分と人生が楽になるという話。
人生で困ったらどうすればいいのか。死にたくなったり、大事な人との関係が壊れたり。そんな大きなことから、ペンがなくなったとか、今日のランチはどこに行こうかとか。そんな小さいことまで。人生で困ったらどうすればいいのか。答えを探せばいいんです。幸いなことに、今の時代にはインターネットが幅を利かせています。インターネットがカバーされていない地域は、日本にはないでしょう。日本中どこにいってもインターネットが使えます。
だから、インターネットを使って答えを探せばいいんです。「人間関係を修復するにはどうすればいいのか」とか、「◯◯駅周辺のランチが美味しいお店」まで、探せば情報はいくらでも出てきます。
で、確かに探せば情報をいくらでも出てくるんですけど、それが自分が探していた答えかどうかっていうのは別の話なんです。大事なのは、「繋げられるかどうか」なのです。答えは出ている。探せばいくらでもあるから。でも、その情報が自分が考えていた問題や悩みの答えかどうかっていうのは、非常に分かりにくい。
例えば「どうして人間関係がうまくいかないのか」ということで悩んでいる人がいたとして、その答えを友達に聞いたところ、その友達は「あなたはイライラしやすいから、イライラしない方法を紹介する」と言われ、イライラしない方法を教えてもらったとする。はてさて、これでこの人の悩みは解決されたのだろうか。この「どうして人間関係がうまくいかないのか」で悩んでいた人は、人間関係で悩まなくて済むような、求めていた答えを受け取ることができたのだろうか。それは、「繋げられるかどうか」にかかっている。
というのも、「イライラしない方法」を教えてもらっても、それが自分にとって大事な、人間関係をうまくいかせる方法だと感じられなかったら、イライラしやすい性格は治らないからだ。教えてもらった情報が、自分にとっての悩みとうまくリンクできて、初めてその情報を有意義に使うことができるようになるのだ。
得た情報が、自分の求めていたものとして認識できなかったら、宝のもちぐされである。目の前にダイヤがあるのに、ダイヤを見る目がなかったらそのダイヤをスルーしてしまうかもしれない。情報はたくさんあれど、それらすべてをいかせない状態だ。大量の荷物を持って移動しているホームレスがいるが、あれと同じで、ただ持っているだけ。ただ担いでいるだけになってしまう。
ノウハウコレクターという言葉があるが、これに当てはまるのではないか。悩みを解決するノウハウを持ってはいるが、コレクションするだけ、そのノウハウを飾っておくだけになってしまい、うまく人生に生かすことができていない状態である。目の前の生活に、本を読んだりセミナーに参加したりして得たノウハウを、うまく落とし込めていないのだ。これは、「繋げられないでいる」と表現することもできる。
よく「気づいてしまえば問題は解決したようなものだ」と言われることがあるが、これも同じような意味である。「気づいてしまえば」とは、「認識してしまえば」ということであって、「うまく繋げられれば」という意味である。
答えは探さずとも、その辺にいくらでも転がっているものだ。というか、転がっているものを答えとしてコネクトさせることは、いくらでもできることだ。要は、転がっている一見何でもないものを、答えとしてコネクトできるかどうか。聞いた話を、「他人の話」で終わらせることなく、自分の人生に生かすことができるかどうか。
それは「繋げられるかどうか」なのだ。初めから「自分の場合は違うから」とか「自分の場合は特別だから」と繋がることにバリアーを張っていたのでは、繋がるものも繋がらない。「何事も繋げられる」という世界観を持っていてこそ、いざという時に、とっさのアイディアが出てくるものなのだ。
不思議な現象に対して、「これは神秘の力だ!」で終わらせることなく、言葉で説明できるようになること。それが繋げることなのだ。
専門家から聞いた話を、話を聞いただけで終わらせることなく、「専門家の話」だけで終わらせることなく、自分の生活に活かせるかどうかは、「繋げられるか」にかかっているのだ。繋げることができれば、何でもない石ころの中に宝物が見えるようになるだろうし。
全ては「繋げられるかどうか」なのだ。
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